孫家拳道 -2ページ目

孫家拳道

八極拳にあこがれてましたが、縁あって孫家拳に入門し、世界のみんなと仲良くなるための拳法を極めたいと思ってます。

形意拳には5つの打ち方があって、劈拳(金)、崩拳(木)、横拳(土)、鑽拳(水)、炮拳(火)に分けられます。

カッコ内が性質とか属性とかで、劈拳は金気、木気(崩拳)を剋する性質で、肺の養生によいなんて言われますが、金の属性が木の属性に勝つとか昔のテレビゲームのRPGなんかであった敵との相性の裏知識みたいな安っぽさが全開です。

本とかネットとかでそういうのをしたり顔して(見えないけどしているに違いない)ウンチク垂れてるような人はちょっと可哀想な感じとか思いながら、師匠に聞いたらそんな安っぽい話が実はあるのだと。

ただ、真っ直ぐ崩拳が来たら劈拳で上から下に叩き落とすとかいう次元の話ではなくて、それは「意」の次元であり、実際には崩拳はまっすぐではないし、劈拳は上から下の力だけでもないから、要は相手がどうきたら、どう対応するかということだよってお話でした。

そんな複雑なことを実戦で考えられるものかよって気持ちを読み取ったのか、師匠いわく「五行拳の基本は劈拳、次は崩拳、その次は鑽拳、練習の重点はこの順番で、残りは気が向いたらやればいいから、実戦で迷ったらとりあえず劈拳打っておきなさい」

この順番って、私にとっては難しい順番なんですけど。

何本打つとか考えたら気が散って力が整わないので数えないことにしてますが、たぶん劈拳を100本くらい打って「いい感じ♪」ってなるのが1本か2本くらい。鑽拳は3つのなかで一番簡単な気がします。横拳と炮拳はほかの3つと種類が違うように感じるので、同列に比べにくい気がします。気がしてばかりでなにも明言できてませんが、中国拳法のお話で白黒つけるのは天に登るより難しい気がします。

そんななかで、迷ったら劈拳って言い切る師匠はやっぱりかっこいいなぁと思いました。

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北京の医療は中国でならトップクラスですので、歯の治療にローカル歯科医に行ってきました。

ローカル歯科医は初めてではなかったので緊張はしませんでしたが、レントゲンをとって一言、「写真からはよく分からないけど神経が炎症起こしているので処置が必要だね。全部で1200元かかるけど大丈夫?」

まぁ、必要なら仕方ないけど、神経を抜くってことですよね。結構オオゴトですよね。お金よりも精神的なダメージがありましたがなにより、「よく分からないけど」って言葉にはかなりひっかかりました。

とはいえ、歯痛は切羽詰まっているので、この際なんとかしてくださいって感じでお願いし、麻酔して、なんかガチャガチャやって、痛いって訴えたら「我慢しろ」って言われて、とりあえず処置を終わりました。

その日は麻酔も効いていてよかったのですが、翌日になり、処置した歯が更なる激痛を引き起こし、結局日本人歯科医のいる日系クリニックに行き、再処置してもらいました。

事情を聞くと、日本では神経の処置は根っこの治療と言って、穴をあけて大きさの違う何本もの針で文字通り根っこを抜くわけですが、ローカル歯科の処置は神経の上に神経まで穴を開けて、見えた神経にそれを殺す薬を塗って、上からセメントで蓋をし、あとは薬が神経を殺すのを待ってから処置するって方法だったそうです。たしかに、次は10日後ってきっぱり言われました。平日は来れないよって言ったら、痛いのを我慢できるなら2週間後でもいいよって笑われたのを思い出しました。日本ではいまどきやらないかなり古い方法だそうです。

治療の説明、処置の手際、醸しだされる安心感、なにをとってもローカル歯科と比較すれば、「子供の工作」と「職人の技芸」という違いがあります。ちなみに、日系クリニックでもレントゲンをとりましたが、見た瞬間に、どこが問題かを明確に説明してくれました。

改めて、日本ってのはいい国なんだなぁと思ったわけです。中国でもコネとカネを使えば高いレベルの歯科医はいるのでしょうけど、たどりつくのが大変だし、中国でいうなら高級医療に保険が使えるってのは、中国の保険との使い勝手の範囲がまるで違うわけで、外国のパスポートを欲しがるという気持ちが見えるところでもあるのでしょうね。
師匠に習う時は自分の体勢がどうこう言う前に、身体の内面における動作指令の伝達や勁の流れが身体のの動きのシンクロしているかどうかっていうところ、いわゆる内三合を意識していればいいし、そちらに比べれば姿勢体勢の少々の崩れなどどうということではないと、まぁこれは師匠の受け売りです。

ただまぁ、1人で練習する時に、内三合ができているかどうか、自分で悩む時があり、まぁ悩む時というのはできている感覚がないわけだから、すなわち出来ていないって事なんだけど、それを矯正するのに姿勢を直すってのは、師匠の声が聞けない1人練習においては結構有効だと思うのです。

いや、本当は内面に探っていかなければならないのでしょうけどね、駆け出し練習者にとってそれはそれは大変なことなのですよ。

ということで、たまに大きな鏡とか夜の窓ガラスとかの前で、姿勢チェックしたり、携帯で動画にとってみたりするわけですが、たいがいの場合、これでどうにかなることってないですな。

大体、鏡を見れば視線の到達点が鏡になり、そこから意識が空間に拡張できないし、動画をとっているとね、「ずれる」のです。

人間というのは身長差はあっても、基本的には目の高さからものを見ているわけで、三脚でもたててカメラを目線の位置まであげないかぎり、位置関係が著しくずれます。

また、人間の目にもっとも近いのは一眼レフでいう50ミリ、デジタル一眼の多くの機種なら70ミリ相当、コンパクトカメラなら100ミリ以上という望遠レンズが人間の画角と合致し、その場合はカメラとの距離を少なくても10メートルくらいにしないと全身が映りません。

携帯のカメラは大半が広角レンズで、近くのものが大きく、遠くのものが小さくなるパースが極めて強くなります。そういうカメラを公園などでベンチにおいて撮影するとこんなんになります。もちろん、顔を隠しているわけではなく、パースがこのような錯覚を起こさせてしまうわけです。