君が心にいた10年が、ここにある。
14歳、君を知った。まさかあの時の感情が「好き」だなんて……いや、気付いてたけどね。
15歳、君を好きになった。クールなイメージの君がかわいい顔をして笑った。
16歳、君を追いかけた。わたしの目が、わたしの心が、君を追いかけた。大人に言われたこと全て背負ってステージの真ん中に立つ君はとても輝いていて、かっこよかった。
どれだけ今が好きだからそれでいいといってもやっぱり、DKのふうまくんを好きになっていたらなと思うことはあるわけで。でもそんなときふと高校時代を思い出す。君をまた好きになる。
どう転んでも、どんなことがあっても、過去に戻っても、君をまた好きになる。
月日は流れて10周年という節目を迎えます。
10年、社会で戦ってきた君たちはとても強いです。どんな悔しいときも、納得いかないときも、グッと堪える強さを、今になって感じます。
わたしは君たちを「戦友」のような気持ちで見ています。同じ時代に生きて、苦しさも嬉しさも共有してきたような、そんな気持ち。10代のときにしか感じることのできない気持ちと20代になってようやくわかる気持ちと。続けることでわかる気持ち、出来ないことがあるから芽生える気持ち。大きかれ小さかれそういう感情を育ててきた、育てるときにいつもそばにいたような気がしています。
まだまだ未熟だった10年前、成長して「大人になった」今、すべてがわたしの宝物です。
わたしが見てきた君は、輝いているのにどこか弱くて、とても近づくことなんてできないのに親近感を覚えてしまう人で。なんでこんなに惹かれるのかわからない。でもやっぱりそこに「愛」が存在してしまう人で。かわいらしくて、儚くて、強さのあるダンスに隙が見える人だった。
ずっとずっと君のことを好きで、君が頑張る原動力になりたくて、背中を押したくて、もっともっと素敵な人になって欲しかった。その思いが膨らむたびに君を傷つけてきたかな。応援が大きくなればなるほど、君は苦しそうな顔をした。もっとやらなくちゃと声援を使命感に変えて。わたしが好きでいたらきっと君を苦しめる。散々好きでいて、苦しめていたことに気付いた時、それでも好きでいるという選択ができなかった。ごめんね。君が苦しいことに気付いたら、わたしも苦しくて苦しくて仕方がなくて、もう好きでいられなくなった。
でも君は言ってくれた、ファンの皆さんが暗闇の中で僕の光になってくれたと。
この一言で、わたしの青春はすべて救われて、好きでいさせてくれて本当にありがとうって思った。こんなに自分勝手だったのに、全部全部救ってくれた、やっぱり君はわたしのヒーローだ。
同時にそんな君を好きでいたかったと涙が溢れる。ファンを受け止める覚悟をもった、あの頃より何倍も強くなった君を、あの頃よりももっともっとずっとずっと好きでいたかったよ。
わたしが好きだと思うアイドルは、プロ意識が高くて、根っからのアイドルで、いつだってキラキラと輝いていて、圧倒的な存在感のある人。完璧だとこちらがひれ伏すほどのスター性を持つ、そんな人が好き。アイドルとしての勘が優れている人が好き。でもね、わたしは少し不完全な君に惹かれた。完璧に見えていつも何かが足りない、そういう、不完全な君に惹かれた。そして君に完璧を求めた。不完全な君に惹かれて、完全な君を求めた。そして君は今や、紛れもないアイドルになった。これからの君はいろんな人を幸せにすることができる、最強のアイドル。
求めていたはずの姿なのに少し寂しく思う。そしてやっぱり嬉しい。君がアイドルになるところを見届けられて本当に良かったと、それだけでわたしはこんなにこんなに救われるんだよ。
ステージに立つ君を大して見ていないのに、ステージに立ち続けてくれてありがとうと1番に思うのは君に向けてです。
君は、強い。だからこれからは言う。「頑張れ」って。
10周年、おめでとう。
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