浅き夢


先が見えてしまうから生きているのが悲しいと夢の中の誰かが呟いた。

見知らぬ人…


そしてその予測した未来に合わせた日々の選択をしていく彼女に、私は夢の中で何かを伝えたのだけれどそのあたりはもう薄れてしまって思い出せない。


夢の中で、私はいつも答えを見つける。


とてもいい言葉が出たように思ったのだけれどはっきり目覚めた今となっては遠い記憶。


昨日電話カウンセリングが一件あり60分間話を聴いたからかなんとなくそれに関する想いの詰まった言葉だったようだが


先の不安を考え過ぎて不安になってしまう案外多い事なのだろう。


そして、同時にそれは過去への囚われからはじまるのかもしれない。


簡単には割り切れない過去の想いも今を通して考え感じているのだからふとしたきっかけで解放されたりもする。


過去の出来事は消えないけれど、それに関する見方や想いは変わっていくことも可能であることを知った時から私の人生における意味合いは随分変わってきた。


もしかしたら今、あなたはとても辛いかもしれない


そっと、自分をねぎらい


こんな私だけれど案外頑張ってきたよねって肩を抱き


身体を休め


そしてゆっくりと目の前にある現実に目を向けて、望む未来に向けた選択をして歩き出して欲しい



そう思う



そうやって私も歩いてきてようやく気持ちが楽になってきたから



心から…1人でも多くの人の心が和らぎますようにと思う朝