HSPの敏感さ

音や匂い、肌触りや、味覚ってよりは食感、眩しさなどに敏感に反応はするけれど、繊細とか神経質ってものとはまた違うのがHSPの敏感さ。

もちろん敏感な感覚故に繊細な表現を出来ることもあるのだけれど…


HSPは敏感な感覚で得た情報を深く思考していく傾向が強いので、受ける印象も繊細な人というよりも

思慮深く落ち着いた印象であったり、実際心の中は揺れ揺れですがコア部分が案外頑固なので、強いブレない人の印象の方も多いですね。

そして、マイノリティであるが故に、感覚の違いなど幼い頃からたくさん目の当たりにしているので…

様々なことに敏感に気付く割には、違っていてもしょうがないよね的な寛容な部分も併せ持っています。

思考が巡りすぎ考える方に比重がいくので、日常の片付けなどこだわりのある所以外はかなり大雑把にもなりがちで繊細さとは程遠い印象にもなるのかなと…。


なのでHSPに対して『繊細さん』なんて呼び方されると軽く違和感を感じます。

本当にちょっとだけ敏感な普通の人なんですよね。

そしてしなやかに大きくしなるけれど折れない心を持っている底力のある人たちです。しなって底行くじきがながかったりもして大変かもですが必ずビョンと跳ね返ります。

今まで沢山のHSPの方とお会いしてきましたが、皆さん穏やかでいて芯のある…そして一生懸命、今より良い人であろうと悩みもがき…真摯に人生に向き合おうとしている人ばかり。

神経質な感じを受ける方は皆無。

物事を細やかに受け止め、私などが話す焦点が定まらぬような表現でもキチンと届けたい部分を理解してくれる共感力や受容力の優れた方々が多いこと。

自分自身の苦しみや迷いでいっぱいである時でさえ、本当に優しい。

セミナーや勉強会の各々の体験を簡単に話してもらうシーンでも…我が事のように…時には目に涙をため、時には微笑み、一生懸命話しを聞く姿。

HSPがたくさん集まる場に流れる、共感と受容の穏やかで柔らかくあたたかな空気感はなんとも表現し難いですが、その空気感が好きだから、引っ込み思案と長いこと言われていた私でも活動を続けてこれてます。

緊張しますし、もう私なんかじゃ無理かも…緊張し過ぎて現実逃避もあわさり、詰めが甘いまま当日を迎え後悔する事も多く、ほんとせみなーとか向いてないなと思うのですが

でもきっとあの空気感が待っているから大丈夫って心の奥底でわかっているから進んでこれました。



おおらかで優しく見守ってくださる皆さんに心から感謝してます。