血の繋がった親もなく、乳飲み子を捨てるような親の血を引いたわたし。
荒くれ者の中で育ち…世間一般的な躾けや常識など無縁に育ってしまった自分に何ができるのだろう…混沌とした想いの思春期の頃に知った言葉のひとつに無財の七施がある。
何のとりえもない私にもこれなら出来る。
とても嬉しく感じた事を覚えている。
優しい眼差し
笑顔
思いやり
自分が欲しかったものたちは自ら実践していけばいい
たまに、うっかり微笑みかけると何笑ってんだ‼︎なんて怒る人もいるが…受け取り方もひとそれぞれ、仕方ない。
信仰心はない私だけれど、仏教の言葉の中にはいくつもの生きる知恵や術が込められていて若い頃はたくさんの書物を読んだものだ。
ふと、まだ23~24歳頃に居酒屋さんで酔ったおじさんに「あんたは観音様顏をしてるなぁ。人の為に苦労しそうだ」的な言葉を言われた事を思い出した。
わたしの生きる道はこの頃から少しずつ今に繋がる。
この頃に小さな手帳に無財の七施含め、心に泊まる言葉などを書きまとめ何度も読み返していたものだ。
無財の七施
1.眼施(がんせ)
いつも優しい眼差(まなざし)しで人に接する
2.和顔悦色施(わがんえつじきせ)
笑顔で接する
3.言辞施(ごんじせ)
優しい言葉で接する
4.身施(しんせ)
困った人を見たら助けてあげる
5.心施(しんせ)
ほかの人のために心を配る
6.床座施(しょうざせ)
席や場所を譲る
7.房舎施(ぼうじゃせ)
訪ねてくる人がいれば一宿一飯の施しを行い労をねぎらう