昨日は都内で二次面接を受けていた娘と千葉で待ち合わせ「永遠の0」を観た。
原作者の作品は「風の中のマリア」という雀蜂の女戦士が主人公の本を読んだ事があり、とても良かったので期待感も高まる。
見終わって感じたことは戦時中の人々の絆…なんて強く逞しい愛情なんだろう。愛なんていう言葉では言い表せないが。
戦いの恐ろしさ、虚しさ、不合理さ。それでも淡々と戦わなければいけない。
そして岡田くん演じる宮部久蔵に、HSPで内向型特有の繊細さと頑固さを感じとってしまった。
登場人物のそれぞれの気質を感じながらいろいろな想いが渦巻く。
乱戦を好む人は、外へ向う外向型気質そのもので、戦時中は活躍の場でもあり、教えられた忠誠に従い猛進できる強さがある。
そんな時代の内向型で深く考え納得しないと心に落とし込めないタイプの人達は、なまじ手先が器用だったり天才肌の技術を持つが為に国には逆らうことも出来ず、志とは離れた世界でも人を育てる立場にもならざるをえなかった事も多かっただろう。
高い感受性の中で教え子や仲間が亡くなる姿を見送るしかできないとき、心の中での葛藤もかなりのものだろうし、ハタからみたら臆病ものにしかみられなかったりもするだろう。
もう亡くなってだいぶ経つ養父も特攻隊の志願兵で飛び立つ直前に終戦を迎えたのだと昔聞いたことがある。
戦地から戻りすさんだ日々を過ごし、その荒れた生活から抜けようとボクサーを目指し、酒で挫折しとび職人になったと聞いた。
亡き養母も戦後米軍基地に出入りしながら暮らしを立てていたことがあるといい、幼い頃から奉公に出され、小学校も出してもらっていないが片言の英語を喋れた…
もっと聞いておきたかったな。
娘も映画の後、本でも読みたいと言っていたが、若い人たちにも多く観てもらいたい映画だと思った。
ただ生きるという事が、とても難しかった時代を知ること。
そして、今いる私達は、そんな時代を潜り抜け生き残ってきた人達の子孫なのだと…