アサーションの発祥地はアメリカです。

アサーションとは黒人・女性・少数民族など、これまで自己主張が許されなかった人々が、 これからどのように自己主張すべきか模索する中で生まれたものです。

また他者と上手にコミュニケーションをとっていくための考え方として看護師たちの間でも注目を集めてきました。

その理論と方法は、1950年代に行動療法と呼ばれる心理療法の中から生まれました。

アメリカは「自己主張がとても重要な国」という印象がありますが、当然、自己主張が苦手な人たちもいます。

自分の意見をズバズバ言える人たちがほとんどという社会の中で、自分の意見を表現できない人たちが受けるプレッシャーは、日本の比ではありません。


アサーションはアメリカで、そんな「自分の意見をうまく表現できない」人たちに対して、「考え方や言動を変えることで、自分の意見を言えるようにしていきましょう」というアプローチから生まれたのです。

人は誰でも価値ある者と思いたい、思われたいと思うものです。

自分が大切にされてないと感じると心ばかりか、体調までおかしくなることが少なくありません。

またその原因を自分が劣っているからだと思うこともあります。

何ごとにも失敗してはいけないと思っている方、

自分の欲求や希望を伝えるのも、控え目にするべきだと考えている方、感情を表現を抑圧してしまう方もいます。

疲れ、落ち込み、腹立ち、寂しさ、嬉しいことさえも表現してはいけないと思っている方も少なくありません。

外部評価による力、たとえば役割、地位、さらに自分ではどうにもできないことである年齢、性などによる固定化したイメージによる行動に終始して、自分の内なる力を使わないままに自信を失っているかもしれません。


アサーティブ行動の定義

「自分の感情・思考・行動および基本的人権を、必要以上に阻止することなく、自己表現する行動である」

というのがあります。

論理的な背景は交流分析(エリック・バーン)
哲学的前提として
「OKNESS」=「ありのままの自分でいい」
「人間は学習能力を持っている」
「自分の人生は自分で決めていく」
というものです。
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「アサーション権」
1.自分自身である権利
2.自分自身であることを表現する権利
3.その表現したことに、罪悪感、無力感なしに満足する権利

そしてM・J・スミスが上述のアサーション権を、10の宣言文で表現しました。

「アサーション権宣言」

1. 誰も、自分の行動・思考・感情は自分で決めることができて、しかも、自分が起こしているものである。だから、その結果が自分に及ぼす影響について責任を取ってよい。

2. 誰も、自分の行ないたいことは、理由を言ったり、言い訳をしたりしないで行なってもよい。

3. 誰も、他人の状況や問題を解決するために、もしも協力したいと考えればすればよいし、したくなければしなくてよい。

4. 誰も、一度言ったからそれを変えてはいけないということはない。自分の気持ちが変わったら変えてよい。

5. 誰も、間違いをしてもよい。そして、そのことに責任を取ってよい。

6. 誰も、「私は知りません」と言うことができる。

7. 誰も、他人の善意に応じる際に、自分独自の決断をしてよい。

8. 誰も、決断にあたって論理的でなくてもよい。

9. 誰も、「分かりません」と言うことができる。

10. 誰も、「私には感心がありません」と言うことができる。


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