母を認知症に力を入れている病院に転院する事に。

初日にCT、物忘れ検査(長谷川式とか言ってたかな。)を行なった。

診察を待つ間、母は何も語らず、ほとんど微動だにしませんでした。全ての事に興味がないかの様だ。

診察の結果は、CT見る限り全く異常は見られなかった。健常者と変わらない。 ただ物忘れ検査に関して言えば、数値が悪い。医者の診察の結果はまだ若年性認知症(前頭側頭部型とか言っていた)の疑い。しばらく検査入院する事となった。

母は何故自分が入院する事になったのか理解していない様だった。入院嫌がっていたが。
しかしすんなり入院してくれた。

後日詳細に検査をするとの事だった。

しかし入院て初めてで、自分の持ち物には全て名前を書かないといけなかった。 急な入院だったので、必要最低限の物(下着、寝巻、普段着、タオル、歯ブラシ、コップ等)揃えた上に名前を書かないといけなかったのでバタバタだった。特に衣類に名前は書きにくい。

コップは陶器製を持っていったため、看護師さんからプラスチック製じゃないと駄目だと怒られた。

帰省したら父がふさぎ込んでいた。

父も念のため精神病気を受診し、診て貰ったら軽いうつ状態であるとの事。母の看病をしている内に精神的に疲れが出ていたようだ。

父は普段掃除、洗濯、料理ほとんどしない人。

父に突然呼び出され帰省した時は台所はコンビニ弁当のカラ箱の山。部屋も一見綺麗に見えるが、部屋の角にはホコリが溜まっていた。

これではマズイと思い役所に行き、相談してみる事に。

父に関しては介護認定は貰えそうにない事。(やっぱり甘くないか。体はピンピンしてるし)

しかし、有料ではあるものの身の回りの掃除、洗濯。栄養バランスを考えた宅配給食サービス。安否確認が受けられるとの事だった。

金額も思ったより高くなく、コンビニ弁当よりは遥かに良い。

母の事は親戚会議をし、話し合った末、医者の診断と基盤が固まるまで、一旦母方の実家に預ける事とした。
母の記録をとる事にした。

母がうつで治療中である事は知っいた。私は遠く親元を離れた所にすんでいる。

ある日父から至急実家に戻るよう言われ戻った。

その足で精神科病院に行き、変わり果てた母を目にする事となる。
虚ろな目、無表情な顔、痩せた身体。

医者から言われた事は、既にうつ病の治療としては終わっているという事。そして、初期の認知症の疑いがあるという事であった。


認知症専門の病院を紹介され、受診する事となった。