今回はこちらの不思議な形のマグ。
後ろのマーマイトマグが目立ちますけれども
手前の、このダブルハンドルのマグです。
色はルスカのオリーブグリーンぽいですが、比べてみたけどちょっと違うような…(光源が白熱灯しかないので、自然光で上手く撮れそうだったら比較画像もあとで載せてみたいと思います)
ブルールスカやイエロールスカ、あるいはグリーンルスカなど、ルスカのカラーテスト(釉薬のバリエーション)が1960年代の製作のようで、このマグのバックスタンプを見るにちょっとその流れではないようです。
1972年なのね、こちらは![]()
…というショップさんの受け売りです。
いろいろ情報が書いてあるバックスタンプですが、このTurun Porsliini はフィンランド第三の都市トゥルクにあった窯のようです。1924年にアラビアに買収され、トゥルク工場として稼働していたようです。
ちなみに、abo(おーぼ、とよむらしい)はトゥルクのスウェーデン語名だって。porslinはポーセリンと同じで磁器(あら、これ磁器だったの?)という意味なのでトゥルクの磁器ってことなのかな![]()
で、なんでスウェーデン名も表記するんだろ?
1910年代にロールストランドはアラビアを売却していて、この時はバックスタンプの通り、フィンランドのバルチラが所有してたからもうフィンランドの会社よね![]()
そういえば、コスモスの記事の時にこの時期のものは輸出が多かったのでどこの工場かわかるように番号も振っていたのでは、というようなことを書いてました。となれば、これも工場の表記があったり、外国語の表記があったりってのもさもありなん?これも輸出用かな?
コスモスには食洗OKが三カ国語で書かれてたりしたし。
両側にハンドルがあるのは、子供向け?という話もあるようです。確かにマグにしては少し小さいのよね。
デザイナーのリカルド・リンド(Richard Lindh)についてメモしましょう。
…ちょっと待て。このマグ、ネットでバックスタンプがaboのところがEkenasってなってるの見たんだけど…
バックスタンプもいろんなバージョンあるの![]()
話がそれました。リカルド・リンド。
代表的なシリーズはフラワーポットやフェニカ。フェニカのデザインはウラ・プロコッペですが、デコレートを担当しています。
これらのデザインから受けるイメージは、洗練されたスッキリしたデザインが持ち味、かな?![]()
それからccモデルのcitrusというシリーズをフォルムもデコレートも手掛けています。このcitrusって、フォルムが薄くて繊細で、絵柄はグレーがかったグリーンを基調としてて、こういう絵柄(フルーツ)から受けるイメージと違ってシックにまとまってて素敵なんです![]()
いいなあ…この方のデザイン、という新たな発見でした。
生産国:フィンランド
メーカー:ARABIA
デザイナー:Richard Lindh
年代: 1972年
おわり













