茨城県常総市鬼怒川決壊被害被災地レポート | 西守 騎世将『折れないハート』ブログ

茨城県常総市鬼怒川決壊被害被災地レポート

しばらくぶりにブログを書きます。


Facebookばかりで完全にサボってました…



今回ブログを書くきっかけとなったのは、皆さんもご存知の


茨城県常総市の鬼怒川決壊被害の災害支援レポートと


支援、ご協力のお願いをしたいからです。



あの大洪水の翌々日12日に、茨城県災害対策室と


連絡を取り、情報の確認をしました。


かなり混乱してはいましたが、そこの物資調達班と


話をすることができ、支援物資の集積場所などの情報を


確認。



その後、常総市の支援物資集積場にいた茨城県職員から


災害支援機構に「毛布が全然足りない…


どこに何を頼んでいいのか全くわからない!」と泣きの電話が


入りました。


僕はすぐに自身のFacebookで全国の皆さんに、毛布や衣類、


水、食料などの支援物資を集積所に送るよう呼びかけました。


ありがたいことに、多くの方達が僕の情報をシェアしてくれました。



次に、これらの窮状を日本全国にもっと広めようと、


NHK、日テレ、テレ朝、フジテレビ、TBSの報道部に電話し、


すぐに報道で情報を流し全国から支援物資が届くように


依頼しました。



そしたらしばらくしてフジテレビの報道部から連絡があり、


「県に確認したら、物資は集まって来ているので、報道は


してほしくない、と言われました」との電話…


出た。管理が出来なくなりそうになるとお役所はすぐに


ストップを掛けます。


これが危機管理の大敵、「管理危機」です。


東日本大震災の時と全く同じ展開に業を煮やし


「現場に行くぞ!」とスタッフを巻き込み、


車に水を積めるだけ積んで茨城に向かいました。




重すぎて、シャコタンになってます…



約7時間ほど掛かってやっと常総市に着きました。


まずは持って来た水を水海道総合体育館に届けました。











支援物資集積場所ではたくさんのボランティア

の方達が作業をしています。

次に水没してしまった常総市役所へ。


水は引いていましたが、水没の跡がクッキリで


東北の事を思い出しました。












市役所もかなり混乱していて、とりあえず担当者の


人をつかまえて現状を確認し、必要な物資を


確認しました。




まだ至るところで冠水しています…



現状と今後の展開が把握できたので、今度は


茨城県庁のある水戸市に向かいました。


実はこの時Facebookの情報で、「支援物資を


宅急便では送れない」との情報がありました。


なので、ヤマト運輸の茨城主管支店に行き


確認。


やはり「人手もトラックも無く、集配所が支援物資で


一杯に成ると通常業務に支障が出るので、支援物資


の集荷と配達はストップしている」との事でした。


これはイカン!


県の災害対策室に行き、物資調整班の担当者に


この事実を告げると唖然としてました。


「支援物資、今後届かないですよ…」




水戸の県庁と常総市は車で高速を走っても


1時間掛かります。


これだけ距離があればそりゃ情報は届かないでしょう。


災害対策室にはかなり大きなホールに数百人が


詰めていろいろ作業をしていましたが、半日交代でも


いいので実際に現場に行って実情を掴まないと


迅速な支援と復旧は出来ないんですよ。


「災害は会議室で起こってるんじゃない、


被災地で起こっているんだ!」の典型でしたね。


「市からは何も言ってこないので…」って県の担当者は


言いますが、「そりゃそうでしょ。電気が通ってなく


電話も通じないんですから」…何やってんだかむかっ




再度また常総市に戻り、市の物資調達担当の


人と打ち合わせをし、支援物資は届きづらい状況で、


届いても集積所から避難所までのデリバリーも二度手間


となるので、もう我々災害支援機構が直接避難所に


物資を届けます!…に了解をもらいました。


ということで、災害支援機構は支援物資を直接現地避難所に


支援物資をお届けします。


支援物資を送りたい方は、指定の集配所にお送りください。


私達が直接被災地にお届けいたします。


また同時に、このミッションの支援金及び、お手伝いして


頂ける方達も同時に募集しています。


詳しくは http://www.saigai911.com/operation-japan-alliance.html


をご覧ください。


沢山の皆さまの暖かいご支援を、よろしくお願いします。