実はあの時・・・
本当は私ね・・・
今だから言うけど・・・
こういう風に頃合いを計って言い出す輩は、ろくなもんじゃない。
後出しの物言いは卑劣で卑怯だ。
私にとって、不愉快でしかない。
実はも何も、その時に言えないなら最後まで黙ってろよ。
本当も嘘も、知ったこっちゃないわ。
今だからも前でも昔でも、勿体つけて今になって言う話じゃないだろ。
さも意味深で訳あり風に神妙な顔して喋るけど、そこまで重要な話ですか?
単に気を引きたい口実ですか?
下らない!
実はあの時って、その手の与太話にはウンザリなんですよ。
本当は私ねって、わざわざ事実確認する必要性はないんですよ。
今だから言うけどって、全く興味ないんですよ。
それと、面と向かって何も言わないで、陰口ばかり三人前以上垂れ流す奴。
その話が事実なら、どうして本人に言わないのかな・・・言えないなら黙ってなよ。
こういう奴に限って、あちこちに媚びて「私は善人でございます」ってな顔を平気でしている。
ゲスだなぁ
それも世渡り術だろうけど、協調性もなく、同調性もなく、群れが大嫌いで、個人主義の私には無理な芸当だわ。
そもそも、私は無駄な愛想も媚びも大嫌いな質だ。
極力、不快なものを排除したい。
そんな理由もあって、断ち斬った縁も数知れず。
彼と私の関係を知っていて、死別の事実を知っている連中には、金輪際、関わる気は毛頭ない。
だから、彼の死去を報告して以来、足を運んでいないし近づかない。
私の価値観は私が決める!
先日も、彼と死別した直後に私を散々罵倒した輩から、ご機嫌伺いの電話があった。
私は会話を引き伸ばさないつもりで淡々と相槌だけにしていたが、「お前の気持ちもわかるよ。俺もさぁ・・・」と始まったから、「いや、わからなくて結構です。あなたに求めてないんで」と、ピシャッと制して電話を切った。
もう余計な我慢はしたくないし、それこそが無駄なのだ。
≪男気あっていいね≫って彼の声が聴こえた。
あのぉ、私、女なんだけどなぁ(-。-+)