健康でいる事は大切ですね、でも人生を楽しむ事も同じくらい大切です
この頃に医学では、30年前の医学とは異なり安易に延命だけに注力する患者への指導ではなく、煙草を吸いたくなればたまに吸いなさい、甘いものが食べたければご褒美に悪くない程度にどうぞ、とか、心の健康と身体の健康を相対的に図る治療にかわってきました
昔、30年前の治療は、患者にとって残酷な科学的医療で最悪でした( 一一)
あの頃は、健康に生きているだけが幸せという誰が言ったか分からない価値観だけが支配していたように回想します「健康のためなら死んでもいい」なんて言う芸人もいました( `ー´)ノ

先日、2024.05.26に花月合唱団の舞台美術を致しました。今回は新作の屏風を完成させるつもりでしたが取り合えず見れる所までは完成させたのですが、しんどかったです

もう、身体がボロボロ、なにせ、睡眠時間が1時間のか2時間を半年も続けていて、、山形県酒田に持ってゆく屏風の制作と並行して描いていて、コンサート用の屏風の制作は実質残された時間が2日間しかなかったので*1

こういう搬入日とか晴れの日とか時期が重なるもんなんですね。しかし、合唱団の皆様も半年以上も厳しい練習を重ねて本番の晴れの日を迎えられるので、私も手を抜く事は出来ませんから身体の危険を承知で向かいました

で、フォーレのレクイエム全曲の演奏会ですが、流石、花月真先生の芸術性の高さの力で支えられた指導力だと感服した演奏会でした
フォーレのレクイエムは死者に向けた葬送の曲ですが、作者曰く、死に対する気持ちは先例のレクイエム曲にある悲痛な陰鬱ものではなく天上の神の国へ向かう行進曲のようなものです有名な第4曲目の「ピエ・イエス」は、レクイエムの曲としては美しすぎる名曲です


合唱団の皆さん指揮の花月先生もピアノ、チェロ、ヴァイオリンの先生も病やお身内の不幸などいろいろあって限界ギリギリでしたが、何故、懐はマイナスにしてでも自分を奮い立たせるのか?いろいろ考えさせられる今回のコンサートでした
まぁ、私の考えるところ『人生を前向きに生きる人が集まっている』のだなと思いました
筆を持てるから描いてみよう、声が出るのだから歌ってみよう、人間らしく生きる事は面白さ三倍の人生の過ごし方だと思います
苦しさや悲しみにうちひしがれて暮らすのは当たり前、後悔するのを待って生きることよりも、少し面白いいたずらをしてみよう そんな人の為にフォーレはレクイエムを作曲したのだなと思いました
フォーレ:レクイエム全曲 2024.05.26 花月合唱団

https://youtu.be/rszuKt0aaRw

https://youtu.be/CFNkxNmVl9c

https://youtu.be/R8dmg2at6fA