第3話「人は強くなれない。」 | お姉さんとJust be friends

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ショタを探して叫んだー、反響、残響、空しく塵にー、飛びそうな理性のその先で警察に捕まる夢を・・見たんだ・・・orz

ー・・・・弱い。
ー実に弱い!!!!!!!
蒼空は物騒な謎の男達が気絶している山を見てそう思った。

 
 
「夢は下がってろ・・・絶対半径10Mには入ってくるなよ・・・・・
 あっ・・・・いつもの頼むぞ・・・・・」
蒼空の目が鋭くなり、鉄パイプに力が入る。相手は刀を持った男。それも数十人。
しかも蒼空は女。いくら男相手に勝てるわけが無い。
ー来た・・・・・
無数の謎の男達が蒼空に向かって刀を振り下ろす。
「斜め80度丁度止めてください!」
ー斜め80度丁度刀を止める了解!
早くも男の刀を鉄パイプで止め、腹をヒールで蹴る。(蒼空は鍛えのため、ヒールに鉄を入れており、重い&痛いのだ。)
ー以外と役に立つな・・・・このヒール・・・・ww
そう重いながら次々に男達を蹴っては倒しと色々と倒しながら減らしていく。いくら刀でも使い方がなってなければただの凶器。
夢の先読みと、蒼空の強さ。2人の住んでいる世界では「ベストコンビ」といわれるほど。
「つっ・・強いぞあの女・・・・・;」
「所詮女だ・・・何かの奇跡に決まっている・・・;俺達で倒せれるぞ・・・」
ーあ゙・・・・?
その時、蒼空に怒りが纏った。蒼空は一旦攻撃を止め、少し後ろに下がる。
つまり、「所詮女だ。」や、「女だから弱い。」など、女を侮辱する言葉は地雷(禁句地域)であることを。
夢も聞こえていた。ココから先は蒼空だけで大丈夫だと。
「・・・・お前ら・・・・女だから弱いなどの甘っちょろい想像してんじゃねーよ!!!
 女だから大人しくしてろ??男だから逞しくしてろ??んなものどうでもいいんだよ!!!」

ビクッ・・・
 
男達の体が一瞬震えた。それもそのはず、蒼空の目が鋭くなり男達を睨み続けていたからだ。
すると、蒼空がドレスにヒールと係わらず男達の中に入り込み次々に倒していく。
これが、梅乃森財閥全21代の中で一番と言われる強さ。梅乃森蒼空。
勉強、運動、基礎、全てにおいてS級の持ち主。そこらの女子とは大違いだ。
 

さておき、数分後、男達を全部倒した蒼空は呆れていた。
これだけ戦って1人も5秒持つ人が出なかった事。誰もが弱いという事。
色々あるが、呆れている。
「ゴメンネ・・・・蒼空・・・こんな事になっちゃって・・・・・・・」
夢が恐る恐る蒼空の隣へ。だが、蒼空の顔を見ると、、、、、、笑っていた。
というより、微笑んでいた。
「いいんだ、夢。私にとってはいい練習となった。」口調もいつもどおり。
 
2人の仲がもっと深まったのは言うまでも無い。
 
2人が元の世界に帰った後、蒼空のドレスがすごく汚れている事に気がついた。
 
数分後。
 
「・・・・何なんだこれは・・・・・・・!?;」
謎の男達が倒れている所を、新撰組達は見ていた。謎の男達=新撰組だと。
「オィ山崎。これどうなってんだ。」
山崎と呼ばれた男は返事をする。
「ハイ、副長。屋根からこっそり見ていたんですが。女2人組みに倒されていました。」
「女??」
そんな会話を続けていた。
「女2人ですが、ここらでは見かけない顔でした。
 1人は普通の女で金髪。後ろで何か援護をしていました。もう1人は・・・・・;;」
言葉が詰まる。
「どうした山崎。言ってみろ。」
副長と呼ばれた男は聞く。
「えっとですね・・・・もう1人の女は黒髪で結ってて・・・男全員倒していました・・・;」
「あ゛・・・・?女にやられただと??」
普通に考えられない事に少し切れ気味。
「それに、何か動きにくそうな・・・・ドレス?みたいな服で・・・・」
ー・・・それで戦う!?
「いいじゃないですかィ。俺もそいつと戦いたくなってきましたぜ。」
「総悟、これは新撰組にはあってはならない事だ・・・・」
「・・・・」
ー黒髪の女・・・・・・
 
 
                                  
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今度は・・・・!?
と次回について話すのはあまり好きではない呪香です。