私の住む街は、実家から遠いのでずいぶん長いこと年2回しか帰省出来なかった。

子どもが小学生になってからはずっとそうだった。

なので日常を過ごしていたら父がいないことはそこまで強く感じられる場面がそこまでなくて、それが逆にありがたかった。

兄が近くにいてくれ、毎日通ってくれたし泊まってくれていたので私はありがたかった。


はじめのうちは思いついたら電話してきたので夜中3時に着信があったりした。

心配でもあり、でも、電話に出てもか細い声で

私はどうなっていくんだろう、どうしていったらいいのか、、

と泣いたり

地元に帰ってきてくれないか

と言われたり、

答えに詰まる場面も多くて、慰めを求めてきている電話だと分かっていて答えるのはつらかった。

私も父がいなくなって悲しいのに。

母は自分の父が亡くなった時に、自分の母に同じようにしていたのかな、していなかったよね。

あの時は私が母の代わりにばあちゃんちに寝泊まりしていたし。

ばあちゃんにしていたように自分にも同じようにやってほしいニュアンスが私に伝わると途端に気持ちが暗くなる。

電話がありませんように、と思っていた。

こちらから掛けることはなかった。