寒いし・・・暇だし・・・
こんな時は家の中にいて「読書」三昧にしました
風紋では
母を殺害された主人公(真裕子)
は当時高校2年生、心に癒しがたい傷を負った。
一方、加害者の子供達は長崎の祖父母の素に預けられ、父と母を知らずに育つ。
運命が変わったあの日から7年・・・かけがえのない母を失った主人公の心の傷はいえるのか?
殺人犯の父を持った子供達は、その運命を受け入れることができるのか?
作者は・・・
「風紋」を書き終えた後も、登場人物のその後が気になって仕方がなかったそうです
自分の作った架空の物語でありながら・・・そうして書き始めたのが7年後の彼らだったが
誰もが救われていて欲しいと願いながら、新たな悲劇をも描く事になってしまった。
事件と言うものは必ず、悲しみと憎しみの連鎖を生む
そして一番弱いものが最も深く傷つくことに改めて気づくと言うもの・・・
それを書きおろしたのが「晩鐘」です
いや!奥が深くて面白かったです~
上684頁・下698頁 一気に読んでしまいました
晩鐘が風紋の続編だとは知らずに読み始めたんですが、すぐに続編だとわかり
☆☆興味津々で読み終えることができました☆☆
作者「乃南アサ(のなみあさ)」さんは
~1988年『幸福な朝食』で第1回日本推理サスペンス大賞優秀作を~~
~1996年『凍える牙]で第115回直木賞受賞~~

