昔むかしじぃちゃん御用達のたこ焼き屋さんがあった。
僕が小さかったからかそのたこ焼きがおっきかったのかはもうわからない。
そのたこ焼きの味が妹も好きでよく食べに行った。偏食な妹もお墨付きの味だった。
狭い駐車場ってこともあってある日じぃちゃんが運転していて車にぶつかったことがある。
ぶつけた張本人であるじぃちゃんのほうが怒ってた。
確かにじぃちゃんはかみなりじじぃだった。
そんな日も買って帰って食べたたこ焼き。
そのお店はもうなくなってる。
いつなくなったのかもわからない。
中学生に上がった頃にはもうなかったのかもしれない。
僕の人生初たこ焼きのお店。思い出の中だけのたこ焼き。
いまは外でめっきり食べることがなくなったな。
家で嫁が作るたこ焼きがいま僕の中では一番うまいと思う。
この味も、なくなったり思い出の味にならないように大切にしなきゃいけないね。