先日の息子の誕生日

昨年までは大きくなってからの誕生日を思い返してたと思うけど

 

今年は 出産当日、息子が別の病院に救急車で運ばれたことや

半年弱して退院できた日までのこと

あの日々の細かい場面がリアルに思い出されて

去年とは違う感じ方

完全に悲劇に浸っているような

ぐぐっと闇に落ちていくのが止められなかった

 

息子がいた時には

辛くて不安だったけど頑張ったよねって、一過程だったあの日々も

今は息子に会えない悲しさと同化してしまってただただ辛い出来事のよう

出産日からのショックや混乱が再びリアルに思い返された

このままだとこれから先の誕生日も

こんな風に感じてしまうと怖くなった

 

何とか誕生日当日になって

この頭の中のことと「息子のお誕生日」はイコールじゃない

暗い顔をしているのは違うし息子に申し訳ないと思い返すことができた。

 

涙ながらもお誕生日を精一杯お祝いし

ケーキは去年できなかったネームプレートとロウソクに火を灯すこともでき

小さい頃ふーしても息が届かなくて一生懸命で可愛く皆で笑ったことなんかも思い出して

形に表すことができてほっとしました。

 

以前は息子の体調や主人の仕事に合わせお祝いをずらした時もあったけど

今回は当日じゃなきゃ絶対ダメ!と何か焦っていました。

ちょっと意地になってしまっていたかな。ごめんね。

でも息子に大好きだよと

頑張って生まれてきてくれてありがとうと

伝わったと信じて。

 

これが記念日反応による影響ってことだと

少しずつ冷静に思い返せて

年月の経過で感じ方も変わると改めてわかった

数日は何しても落ち着かず辛いことしか頭に浮かばなかったのが

徐々に笑顔の息子や楽しかった日々の思い出も戻ってきた。

 

今の年齢を想像もするけど

私の中であの時のままの年齢の息子

世間との時間の流れのギャップに焦りを感じたり不安になる時もあるけど

精一杯の愛情を息子に向けて

生きていくしかできない