日本を代表する絵本作家のひとり、林明子さんの原画展が全国を巡回しています。
原画を多数所蔵している宮城県美術館が中心となって行われてきた展覧会も本家のここが最後になります(嬉しいことに、東京での追加開催が決まりました! 7月に松屋銀座です!)。
ちょうど良いタイミングで仙台を訪れたので、迷わず足を運んできました。東京展まで待っていられません!
美術館へのアクセスはバスが便利なのですが、私が訪れた日は、仙台国際ハーフマラソン大会と重なっており、美術館の前の通りがコースになっているため交通規制が敷かれており、心配だったため地下鉄を利用しました。国際センター駅から徒歩ですぐです。
宮城県美術館は初めて訪れましたが、広々とした立派な美術館です。企画展は二階で開催されています。
日曜日でしたので、子どもさん連れの方などでにぎわっていましたが、混雑するほどではなく、余裕を持って鑑賞できました。
二階へ上がる階段横にも撮影スポットがあります^ ^
展覧会の見どころはこちらの公式ホームページが詳しいです。
全体は6章に分かれています。
1章 若きイラストレーターとして
2章 はじめてのおつかい
絵本作家としてデビューする前の、イラストレーターとしての作品は、普段目にすることのない、レアなものだと思います。ファンの方は必見ですね。
月刊「かがくのとも」に描いた「かみひこうき」「しゃぼんだま」など、ごく初期の絵本作品の原画は、すでに林さんの世界です。
初めての物語絵本「はじめてのおつかい」は代表作のひとつです。多くの子どもたちが読んだ(読んでもらった)はずです。
絵本はもちろん素晴らしいのですが、原画の持つ味わいは、格段にステキです。筆づかいから伝わる躍動感は、ため息が出るほどです。他には「あさえとちいさいいもうと」「おでかけのまえに」「おいていかないで」「いもうとのにゅういん」「とん ことり」など。
その後も数々の絵本の「絵」を描いていきます。精緻でありながら、色づかいなどがとてもあたたかな肌触りで、ほっこりとした気持ちになります。「おふろだいすき」「きょうはなんのひ?」「はっぱのおうち」「10までかぞえられるこやぎ」などなど。
角野栄子さんの「魔女の宅急便」の挿絵もこの頃。モノクロのちょっと大人っぽいキキです。
福音館書店の当時の担当で、のちにご主人となる征矢清さんに勧められ、自身の経験をもとにストーリーも書いたのが「はじめてのキャンプ」。続いて描かれた代表作のひとつ、チラシのメインビジュアルにもなっている「こんとあき」は、私も大好きな作品です。どの作品にも言えることですが、読んだあとの何ともいえない、琴線に触れる感じがたまらないのだと思います。他には「まほうのえのぐ」など。
5章 さまざまな技法で
6章 ひよこさん
そのあとは、「北海道の牧場で」では細い描線の細密画を描いたり、切り絵のような絵本「でてこい でてこい」を作ったり、さまざまな冒険をしていきます。「おつきさまこんばんは」「いってらっしゃーい いってきまーす」「びゅんびゅんごまがまわったら」など。
近作の「ひよこさん」は、先に旅立たれたご主人による物語とスケッチをふくらませ、今までとはまた一味違った作品に仕上げています。
印刷物では伝わりにくい筆づかいを間近で堪能できる、ずっと観ていたい気持ちになる展覧会でした。見どころ満載の約200点。絵本好きの方は見逃してはいけない原画展です。
充実した図録は、展覧会を振り返るのにはもってこいです。
五味太郎さんとの対談なども収録。
公式グッズはいろいろあって、どれも欲しくなってしまいます😊
「はじめてのおつかい」に登場する牛乳パックに入ったミニラスクを購入(なぜ、かさばる物を💦)。パッケージは林さんの描き下ろしとのこと。
屋外にもときめくスポットがあります^ ^
7月19日からの東京での展示(松屋銀座)が今から待ち遠しいです。














