cookieの雑記帳 -63ページ目

cookieの雑記帳

興味を持ったことなどを徒然なるままに書き留めていきます。半分は備忘録。音楽(classicからpopsまでなんでも)、美術(絵画、漫画、現代美術なんでも)、文学(主に近現代)、映画(洋画も邦画も)、旅や地理・歴史(戦国以外)も好き。「趣味趣味な人生」がモットーです。

すでに1週間以上経ってしまいましたが、6月16日土曜日の夕方からは、ジョイントライブ『Live Light Mellow vol.1』を観に、新宿の全労済ホール スペース・ゼロに行ってきました。
新宿駅南口から徒歩5分くらいの、とてもアクセスの良い会場です。
大きなホールではありませんが、自分が普段出入りしているハコと比べると、だいぶ広い感じです。

Light Mellowという概念は音楽ライターの金澤寿和さんが90年代後半くらいから提唱しているもので、AORやシティポップスなどを中心に、さまざまなジャンルの音楽のテイストを吸収した、現代的なグルーヴを持つ楽曲で、アーティスト縛りではなく、あくまでも曲単位。邦楽では1970-80年代以降のこういった音楽が対象になっています。


この年代は、私の小学校高学年くらいからの時期に重なっており、こういった素晴らしい作品によって、今の音楽的嗜好が形成されたと言っても過言ではありません。自分にとってコアとなるものですね。
そんな中から今回の出演者は、デビューから40年以上のキャリアを持つ、庄野真代さん、サーカスの皆さん、杉真理さん、伊藤銀次さんという錚々たるメンバー。バックを務めるバンドは、前述の金澤寿和さんがプロデュースするSPARKLING☆CHERRYで、先日聴いたライブの素晴らしさにすっかりやられてしまい、チケットはその時に手売りで購入。
これだけの大物の対バンライブ、期待せずにはいられません。
Cherryさんに「いい席だよ」と言われていたとおり、正面中央あたりの絶好のポジションでした。


まずは企画監修の金澤寿和さんが登場しLight Mellowとはなんぞや?ということを解説。
そしてトップバッターは庄野真代さんでした。庄野さんといえば『飛んでイスタンブール』や『モンテカルロで乾杯』などの大ヒットで知られますが、活動はもっと以前からで、1976年にデビュー。弾き語りのSSWとしてスタートでした。
オープニングは軽快なナンバー『夏のサングラス』。初めて聴く生歌でしたが、声の力が凄かったです。トッププロの実力を目の当たりにしました。ヒット曲『マスカレード』、そしてカトリーヌ・ドヌーヴをイメージして24歳?の時に書いたというとっても大人な感じの『アデュー』(中森明菜さんもカヴァーしてます)、そして最後は、これも本人の作品で、スマッシュヒットの『Hey Lady 優しくなれるかい』でした。
これらの作品は庄野さんのデビュー40周年のセレクトアルバムに収録されています。

庄野真代さんの紹介で続いてはサーカスの登場。サーカスも私が小学生の頃にデビュー。『ミスター・サマータイム』『アメリカン・フィーリング』の大ヒットで、その素敵なアンサンブルを世に知らしめたわけですが、自分にとってのコーラス(ハーモニー)の原点もここにあります。
まずはお二方の共演で、アンルイスさんのために吉田美奈子さんと山下達郎さんが書いた『恋のブギ・ウギ・トレイン』。庄野さんのリードヴォーカルをサーカスがコーラスでアシストする素晴らしいハーモニー。こんな機会でもなければ聴けないアンサンブル。とにかくカッコよかったです。

さて、サーカスのコーナーはヒット曲『アメリカン・フィーリング』から。オリジナルのアレンジ(坂本龍一さん)とは違うアレンジで。そしてこれもヒットしたデビュー曲の『Mr. サマータイム』。こちらも最新のアレンジで、40周年記念盤では以前のメンバーも参加して7人で録音してしています。現在はオリジナルメンバーの叶正子さん、叶高さんの姉弟に、高さんの娘さんの叶ありささん、そしてオーディションを経て加入した吉村勇一さんを加えた4人。このメンバーになって5年になるとのことでした。新譜から『メトロの階段』、そして『Never Forget』は客席を巻き込んでのパフォーマンス。素晴らしいハーモニーは変わらずで、曲もとてもポップ。若い人たちにも聴いてほしいなと思いました。

休憩を挟んでの後半は、SPARKLING☆CHERRYのステージから始まりました。
来月発売のアルバムの制作が完了したばかりですが、今回全ての出演者のバックを務めるというわけで、このライブの準備とレコーディングでさぞかし大変だったのではないかと思われます。
定期ライブ『SPARKLING☆NIGHT』は、毎回ゲストを迎えて行われているのですが、今回出演されている面々もこのライブで共演済み。ちゃんと布石は打たれていたのですね^ ^
まずは新譜に収録されるタイトル曲『Mirage』でした。前回聴いたライブでも披露した、まさにシティポップというべき作品です。そして、ここで杉真理さんの登場。
本当は村田和人さんとコラボするはずだった、新譜に収録の『フリンジデート』を、録音同様に村田さんの盟友である杉真理さんと一緒に披露しました。

そして引き続き杉真理さんのソロステージに。杉さんといえば、大瀧詠一さん、佐野元春さんとのコラボ『Niagara Triangle vol.2』なのですが、その少し前の『Catch your way』あたりで自分のアンテナに引っかかりました。甘い歌声と、これぞポップスの王道という音楽は、他のアーティストへの多くの提供曲(300曲を超えるそうです)を含め、常に身近にあります。
一曲目は杉さんとepoがアルバムで共演した『君なしじゃ笑えない』をCherryさんとデュエットしました。

そしてヒット曲『いとしのテラ』、CMでお馴染みの『ウィスキーお好きでしょ?』の本人ヴァージョン、そして最後は素敵なポップチューン『WAVE』で締めくくりました。まさにThis is POPなステージでした。

そしてトリを務めるのはやはりこの人、伊藤銀次さんです。銀次さんといえば「ごまのはえ」「ココナッツ・バンク」、そして大瀧詠一さん、山下達郎さんとのコラボユニットである『Niagara Triangle vol.1』ですね。自分はファーストソロアルバムである『DEADLY DRIVE』から入りました。リアルタイムから少し遅れたくらいですかね。その後は初期の佐野元春さんのプロデュースをされたり、ご自身の演奏活動とこういったお仕事を両輪に活動されてきました。自分としては後者の仕事に触れる機会の方が多かった気がします。近著の『伊藤銀次 自伝』は、御苦労の多かったキャリアが綴られており、たいへん興味深く、一気読みしてしまいました。銀次さんの周辺の音楽を聴かれる方は必読です。


杉真理さんに紹介されて、銀次さんの登場。Niagara Triangleのお二人が一緒というわけで、やはり期待してしまいますよね。何を歌うのだろうとドキドキしていると、「大滝さんの曲をやります。『君は天然色』!」
まさに、キターっ!という感じで、会場は大きなどよめきと拍手。
まさかこの曲を銀次さんと杉さんのツインヴォーカルで聴けるとは思いませんでした。涙が出そうになりました。前述の自伝の中にも大滝さんとのエピソードがたくさん書かれています。
盛り上がったところで、ここからはソロのステージ。最初の曲は疾走感のある『Destination』。次いで、私も大好きな名曲『こぬか雨』をしっとりと。生で聴けて幸せでした。柔らかな歌声が心地よかったです。
そして次は、銀次さんの曲でおそらくもっとも知られている、30年も続いた長寿番組「笑っていいとも」のテーマ曲『ウキウキWATCING』を本人ヴァージョンで。そして最後は代表曲『Baby Blue』。メリハリのある選曲がナイスでした。

盛大なカーテンコールに応えて、本日のメンバー全員がステージに。
アンコールは大瀧詠一さんの名曲『夢で逢えたら』でした。観客の期待にこたえた素晴らしい選曲!

銀次さんの「もう一曲、やりますか」にどよめく会場。締めとなるアンコール2曲目は銀次さんと山下達郎さんによる大傑作『DOWN TOWN』でした。観客総立ちで興奮の坩堝となりました!



舞台と客席がひとつになった、本当にステキなステージでした。4組のアーティストもさることながら、全編を通して大活躍だったSPARKLING☆CHERRYの素晴らしい演奏があってのライブだったと思います。
たいへん盛り上がりましたので、第2弾の開催、期待しています。


このライブはTV収録が入っており、7月末にCSの歌謡ポップスチャンネルで放送されます。


一部の写真はSNSよりお借りしています🙇

《セットリスト》
1. 夏のサングラス(庄野真代)
2. マスカレード(庄野真代)
3. アデュー(庄野真代)
4. Hey Lady 優しくなれるかい(庄野真代)
5. 恋のブギウギトレイン(庄野真代 & サーカス)
6. アメリカンフィーリング(サーカス)
7. Mr.サマータイム(サーカス)
8. メトロの階段(サーカス)
9. Never Forget(サーカス)

10. Mirage(SPARKLING☆CHERRY)
11. フリンジデート(SPARKLING☆CHERRY & 杉 真理)
12. 君なしじゃ笑えない(杉 真理 & cherry)
13. 愛しのテラ(杉 真理)
14. ウイスキーがお好きでしょ(杉 真理) 
15. Wave(杉 真理)
16. 君は天然色(杉 真理 & 伊藤銀次)
17. DESTINATION(伊藤銀次)
18. こぬか雨(伊藤銀次)
19. ウキウキWATCHING (伊藤銀次)
20 . BABY BLUE(伊藤銀次)

Enc.1. 夢で逢えたら(オール・キャスト)
Enc.2. DOWN TOWN(オール・キャスト)