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cookieの雑記帳

興味を持ったことなどを徒然なるままに書き留めていきます。半分は備忘録。音楽(classicからpopsまでなんでも)、美術(絵画、漫画、現代美術なんでも)、文学(主に近現代)、映画(洋画も邦画も)、旅や地理・歴史(戦国以外)も好き。「趣味趣味な人生」がモットーです。

あいにくの雨降りとなってしまった9月21日金曜日の夜は、Babiさんのソロとしては久しぶりになるライブを聴きに、荻窪のvelvet sunに行ってきました。
今回はイトケンさん主催の「speak with... vol.3」というライブへの対バンでの出演になります。
イトケンさんは初見になるのですが、Babiさんのオススメでもあり、こちらも楽しみ。
荻窪駅南口からは10分弱くらいの青梅街道沿いにあるライブハウスで、一階なのでわかりやすかったです。雨も小降りになってきて幸いでした。
開場の少し前に着きましたがまだ誰もおらず、ちょうどリハを終えて出てきたBabiさんとばったり。「私のライブ、雨ばっかりなんですよね」と苦笑いされていました。



中はさほど広くはなく、着席で40人くらいで満席という感じでした。道路に面した側がステージになります。
お客さんはポツリポツリと集まり、最終的にはほぼ埋まっていました。

前半がBabiさんのステージ。6月のtoi toy toiのライブ以来ですね。violinの吉田篤貴さん、saxの加藤里志さんにaccordion, toy inst., chorusの良原リエさんというお馴染みのメンバーとpiano, vocalのBabiさんになります。今日の編成もまた変わっていて面白いです。どんな響きになるのか楽しみなカルテットです。
メンバーもみんな会場にいて、お客さんと話していたり、アットホームな雰囲気でした。

時間になりメンバーが所定の位置についたところでスタートとなりました。オープニングはjaponaiserieのディスクに収録されている短いインスト曲『asobi
そして昆虫採集プレパラート』『22と定番の曲が続きます。同じ曲でも編成が変わるごとにアレンジも変わるので、そこも聴きどころになります。
BabiさんのMCでは、昆虫採集のモデルになっている友人に感化され、家でセミの羽化を見た話など。
今日は良原リエさんが加わっているので、アドリブ的にトイ楽器の音が入り、曲に彩りを添えていました。Babiさんといろいろコラボしているリエさんだけに、音の選択が絶妙でした。ヴァイオリンの吉田さん曰く「おもちゃの音なのにちゃんと違和感なくハモっているのがすごい」と。リエさんによれば、たくさん持ってきた中からリハの時に試してみて選んだのだそうです。
続いては、japonaiserieのライブでも取り上げた2曲からなるインストのうさぎの組曲。まだ音源化されていませんが、比較的耳当たりの良い作品です。後半はBabiさんらしさ全開の充実した作品、passepied』『あまのじゃく。今回もリエさんが、「Babiちゃんの曲は難しい」と仰ってましたが、「私が楽譜を書きまちがえて、余計にややこしくしています」とBabiさん(^_^;)

さて、今回は新曲をやりますと予告されていましたが、ここで披露となりました。
Babiさんの友人で「沖をこぐ」でも共作した画家・山口洋佑さんの絵によく出てくるのが桃色の砂漠だそうで、その印象を曲にしたのが新曲ももいろの砂漠(表記が平仮名か漢字かは不明)です。テンポやリズムの変化が、今まで以上に複雑な曲でした。現在レコーディング準備中とのこと。終演後にBabiさんに伺ったところ、さらにdrumsが入るとのこと。最終的にどんな風に仕上がるのか楽しみです。Babiさんの作品には、後半登場するイトケンさんをはじめ、ヒゲの未亡人のゲイリー芦屋さんなどがtwitterで賛辞を贈っています。
最後は名曲owlを演奏。個性あふれるBabiさんの音楽とステキな仲間たちによる、居心地の良いステージでした。
Babiさんの次のライブは、10月末にjaponaiserieとして富山で演るとのことでした。


暫しの休憩を挟んでの後半はイトケン with SPEAKERSのステージ。こちらも変わった編成で、メンバーは5人。写真右手からkeyboardのイトケンさん、drums, percussion, keyboardの松本一哉さん、bass, keyboardの千葉広樹さん、trumpet, glockenspiel, pianica, keyboardの三浦千明さん、そしてukulele, keyboardのオロロトリヒロさん。


イトケンさんの進行で始まりました。「Babiちゃんの曲も短かかったけど、うちらも負けてないよね(笑)」「全部で14曲。さくさく演奏しますよ」と。
予習なしで来たので、どんな音が飛び出すのか、ちょっとドキドキしながら構えていましたが、演奏が始まった瞬間、今日来た自分を褒めたいと思いました。
ひとことで言えば、リズムと音色でしょうか?コンロン・ナンカロウのプレイヤー・ピアノのための曲みたいな印象で、ちょっと笑っちゃう感じの面白さがあり、ツボにはまりました。



この面白さは言葉で説明しにくいので、イトケンさんがアップしている動画のリンクをいくつか貼っておきます。
最初の曲はタイトルを聞きそびれてしまいましたが、少し長めの曲。

「Babiちゃんの曲と違って、タイトルに意味はないですね(笑)」と安直な命名の曲たちが続きます(^_^;)
『farm』(作曲中の新幹線から見えた風景)『parade』『tunnel』(曲を作っている時トンネルの中だったから)『multi』

『Friday』(金曜日に作ったから)

『dynacity』(作曲中の新幹線から見えた看板?)
いずれも短かい曲で、keyboardの音に生楽器の音色が混じり、なんとも言えない響き。メロディを楽しむ曲ではないですが、とにかく面白いです。でも、リズムや音型の反復は気を抜いたら置いてきぼりになりそうで、演奏にもかなりの集中力を要すると思われました(曲名は聴き取ったものなので、違っているかもしれません。以下も同様に(^_^;))。
中盤はスタイロフォンという、携帯型の電子鍵盤楽器の五重奏。メンバーのお一人が忘れてきたとのことで、スマホのスタイロフォンアプリで代用という、そんな対応もなかなかユニーク。『stylophone』『stylo 02』『stylo 03』と3曲を披露。
なんとも微妙にチープな感じが良いですね。ちゃんとしたアンサンブルになっており、こんな使い方もあるんだ、と目からウロコの天晴れのquintettoでした。
続いて今度はkeyboardの五重奏で、アルバム「SPEAKER」からのナンバー。
『touring by bicycle with training wheels』『speaker 愛のtheme』の2曲。後者はもともとは歌付きとのことですが、今日は楽器のみで。比較的穏やかなバラード曲でした。愛のテーマですからね^ ^

早くも後半戦。最初の曲はタイトルがわからないですが、ドラムのリズムの上にウクレレの響きとトランペットが奏でるフレーズの断片が乗っかっている、イトケンさんはバラードだと言っていました。そして最後は、7inchシングルのA面に収録されている『ambassador』。明るいリズミカルなナンバーで、途中のスライドホイッスルも愉快でした。

どの曲も聴きやすかったですが、聴くと演るとでは大違いの難しさがあるんだろうなと感じました。
拍手に応えてのアンコールは、何をやろうか?何ができるか?その場で協議していました(^_^;)
結局中盤で取り上げた『stylo 03』をband versionでやろうということに。イトケンさんがこんな感じで、と指示しただけで、バンドが何事もなく演奏してしまうあたりが、流石だなあと思いました。

「ライブの告知は、ありません。また来年あたり」とイトケンさん(^_^;) こちらもBabiさん同様、ライブはレアなのかな?

今日のステージは、ともに大衆性は高くないかもしれませんが、たいへん刺激的で楽しいライブでした。
充実した金曜日の夜をありがとうございました。
次の機会を楽しみに待ちたいと思います。

イトケンさん関係の音源を仕入れてきたので、ゆっくり聴く予定です。