勝手に鷹の爪学会 第4回 参加報告 | くっきいの目からウロコの、ほのぼの日記

勝手に鷹の爪学会 第4回 参加報告

どうもみなさんこんばんわ。
自称 鷹の爪団広報部員、横浜のくっきいです。


今回は大分時間が経ってしまいましたが、
7月29日に開催されました第4回勝手に鷹の爪学会の参加報告をしますよ。


今回のテーマは
国境を取り払い格差をなくすは実現するか?
です。
講師は東京経済大学教授の渡辺龍也先生。


今回は秘密結社鷹の爪 TVシリーズ1シーズン第10話 ファイナルアタック前編を見て総統が目指す「国境を取り払い格差をなくす」を再認識した上で格差をなくすために何ができるか?
の一例としてフェアトレードについて学びました。


ここで言うフェアトレードとは、
特に途上国の生産者や労働者が人間らしい生活を送れるよう公正な条件で取引をすることです。この定義を聞いてまず第一に思ったのは、自由主義や自由貿易の中でまだまだ不公平な取引が日常のように行われているんだという驚きでした。


様々な要因はありますが例えば途上国で生産された物を作った人自身が市場に持っていって取引できれば自由競争の原理で価格を決めることもできるが、市場に持って行くための手段を持たない彼らは仲買人に作った物を売らないとお金にならない。生産者は仲買人の言い値で物を売らないと生活することができないため、価格が多少不公平であっても受け入れなければならないのである。そして、生活に困った生産者に仲買人達はお金を貸すことで更に強い立場を作り出してもいる。


資本主義の原理に従えば不公平であろうがなかろうが安い商品を買いたいという心理が働くため不公平な取引で流通した商品が安ければそちらを買うことになります。私は知らずに不公平取引された商品を購入してしまうことになります。


このような不公平取引を公正な取引にしようというのがフェアトレード。
フェアトレードには3つのパターンがあって
1.FLOラベルを使ったフェアトレード
2.WFTO加盟団体のフェアトレード
3.独自のフェアトレード
です。

1はフェアトレードラベルが貼られている商品を企業が一般の消費者に販売するため普及しやすい特徴があるがラベルが認証された商品に限定される。
2はフェアトレード団体やNGOが直接取引を行うため商品の幅は広がるが売るための市場が限られてしまうためフェアトレード商品を積極的に購入しようという消費者が対象となる。
3のケースは基本的には2と同じだか独自で行っているため他者の目が入らない。


このような働きかけでフェアトレード市場は近年拡大してきているが、通常の市場規模から考えるとまだまだ小さな市場であり不公平な取引は減ってはいない。
そこでフェアトレードをもっと普及させようとフェアトレードタウンなるものが現れてきている。フェアトレードタウンは地域や町ぐるみで積極的にフェアトレード商品を取り扱おうという試みである。
日本にも6箇所のフェアトレードタウンが存在し活動をしている。


このような地道な活動にて不公平取引をなくし不公平取引から生まれる格差をなくすというのは必要なのではないかと感じたが反面、自分がフェアトレードにどのように関われば良いかがわからずフェアトレードに貢献できるのか疑心暗鬼なままである。まずはラベルが貼ってある商品を見つけるところからでも始めてみようか。


正直、今回の講義を受けて世界中の格差をなくすことは簡単ではないと実感したが、どんなに小さくても格差をなくすことができる活動を地道に続けていくことが重要なのではないかと思いました。


はい、いかがでしたでしょうか?
少々難しかったですがフェアトレードという言葉と世界には不公平な取引を強いられている人がたくさんいるということをご理解いただけたら幸いでございます。
ということで今回はこの辺で。
次回、鷹の爪学会は9月中旬になります。


それでは最後に皆様ご一緒に。
た~か~の~つ~め~


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