娘に会えるまで | アイリッシュの彼と新生活 in Sydney

娘に会えるまで

出産からドタバタの3週間がたちました。
日本から来てくれてたお母さんも先週の日曜日に日本に帰り、おやこ3人で生活しています。

記憶が飛び飛びですが、出産までの覚書です。

8月2日 土曜日

予定日。生まれる気配なし

8月5日 火曜日

始めての内診。
子宮口はまったく開いていなくて、子宮頸管がまだ3cm
8人に1人に効果があると、指でグリグリ刺激。痛かった(≧∇≦)
夕方出血。
病気に電話。サッカーに行ってた旦那さんに急いで帰って来てもらうも、
内診の出血でしょうと言われる(≧∇≦)


8月6日 水曜日

朝、生理のような流れる出血
でもまだ量が少なく、おしるしなのか、内診の出血なのかわからない。
一応病院に電話。
出血が続いてるので、おしるしでしょう。と言われるけど、陣痛もないので様子を見るように言われる。

夜12時から腰が痛い。
時間を図ると10分起きに1分くらいの痛み。
となりでスヤスヤ寝ている旦那さんをみながら、夜中じゅう痛みに耐える(≧∇≦)

8月7日 木曜日

朝6時半、病院に電話。
陣痛が始まってまだ早いので、様子を見るように言われる。

3時半
血が混じったおりものが出たので病院に電話。
やっと病院に来てくださいといわれ、旦那さんに帰って来てもらう。

5時
病院に到着。
車を降りると同時に大量破水。
モニターをつけて赤ちゃんの様子をみると、まだまだ活発に動いているので、赤ちゃんの動きが静かになるまでひたすら待つ。
その間も陣痛に耐える(≧∇≦)

10時
病室にいてもいいけど、自宅の方が落ち着くからと帰宅。
明日の朝7時に戻ってくるように言われる。
破水して陣痛が起きてるのに、自宅に帰ることに、日本のお母さんはびっくり。

8月8日 金曜日

痛みに耐えれず、夜中病院に電話すると、いま 忙しいから病院に来てもどうにもできないので、よく寝て明日の朝来てくださいと言われる。
お風呂につかると痛みが和らぐと言われたので、湯船に浸かる。
ちょっとは気分がまぎれるけど、それでも痛い(≧∇≦)
全く眠れない

やっと朝7時になり病院に行く。
陣痛中に入院の手続き。しんどかった
促進剤の点滴スタート。

昼1時
2度めの内診
子宮は5センチ開いている。
1時間に1センチということは、あと5センチ 5時間❗️❓と気が遠くなる。
順調に開いてるので、促進剤ストップ。

朝から担当してくれてた助産婦さんが、7時で交代するけど、わたしは赤ちゃんに会えないから名前を教えてねと言われ、この陣痛がまだまだ続くことを覚悟。

促進剤を止めて数時間後、子宮の開きが遅いので、促進剤再スタート。

この後の痛みが半端ない。
痛み止めのオプションがあるよと言われて、ハッピーガスを使う。

何回か熱も上がって、寒くてブルブル震えるけど、熱を下げるために厚着できず、ホットパッドも使えなかった。

6時
いつまで続くのかと旦那切れる

ガスを吸う力もないし、体力も弱ってきてるので、痛み止めエビジュールを、勧められ使う。
点滴に追加と思ったら、背中に注射。
2回左足に電気が走る。
動かないように旦那に押さえつけられる。
エピジュールがこんなに大変とは思わなかった。

20分おきにボタンを押すと、痛み止めが流れるスイッチを渡される。

3回使ったときに、助産婦さんにいつ赤ちゃんが出てきてもいいように、もうあんまり使わない方がいいと言われがまんする。

痛みが半端ないと言ったら、麻酔医師は簡単にボタンを押した

それでも効かないので、薬を増やす。

8時
内診。
子宮口に変化なし。
帝王切開決定。

普通分娩で産みたくて耐えてきたけど、破水から時間が経ってるので、赤ちゃんも体力も考えて帝王切開の準備へ。

このときのドクターがなんと、わたしの子宮頸がんの手術を担当してくれたドクターだった。

この手術後、合わないと思ってたら部署を移動して分娩にいたみたい。

9時
オペ室に移動。
下半身麻酔でドクターや旦那さんと喋りながら

9時51分
誕生。
3940g
53センチの大きな女の子


すぐとなりで待機しているドクターの元に連れて行かれる。
2回大きく泣いて、安心。
旦那さんも行き、傷跡の処置をされながら、わたしは手術台の上から見るのみ

数日の寝不足とつかれでウトウトしてたら、タオルにくるまれた娘を胸の上に置かれ、初対面
1分にもならない対面で両手で抱っこもしてあげれなかったけど、旦那さんそっくりで、幸せそうな旦那を見て一安心。

わたしはリカバリールームで2時間待機。

12時
病室に移動。

2時
処置室にいた娘が到着(*^o^*)
始めての授乳をする。


人それぞれ同じ出産はないので、どんな形で産まれてくるか楽しみでしたが、フルコースで体験させてくれました。

準備は万全にしてても、それ通りには全くいきませんでした。

自然分娩で産みたかった気持ちがいまでもあります。
事前にどうしたらよかったのか後悔もあります。
でもどんな形でも長い出産をいっしょに耐えて元気に産まれてきてくれてよかった。

2日間は傷跡の痛みと、薬漬けで寝返りもできないほど体を動かすこともできず、おむつも変えてあげれないし、授乳もだれかに胸の上に置いてもらわないとできず、となりでスヤスヤ寝てる姿を見るだけしかできませんでした。
3日目からは動けるようになり、無事に6日目に退院しました。

大きなお腹で歩いて1時間かけて通っていた病院に赤ちゃんを抱いて退院するときは涙が出そうでした。