都会人と村人の時間の使い方
わたしの働いてるレストランは”村”にあります。
だから働いてる人も何人か除いては村人です。
50ちょっとのおじさんがひとりキッチンにいます。
彼は物静かで淡々と働いています。
他のスタッフはほとんどが20台前半なので、そのおじさんは好かれていません。
でもわたしは好きです。 料理の経験あるし、無駄口しず働くし
ちゃんと物事を見て行動しています。
今週はずっと忙しかったです。
北アイルランドのプロテスタントの人たちが関係してるみたいです。
(興味がないから、みんなが説明する話をうんうんと聞いてたふりをしてた^^)
でも忙しいとはいっても普段に比べれば忙しいで
わたしの人生の中ではたいしたことはありません。
忙しいってわかっているのに、仕込みはいつもの量とおんなじです。
だから、毎日5時間前から仕込みに入っていました。
わたしは自分の分は3倍の仕込みをしました。
こんなにしたの?っていう22才のボスはいったけど、
お客さんが3倍に増えたんだから、仕込みも3倍いります。
わたしはその弟の17歳の子といっしょのポジションで働いています。
いままで彼のいうことを聞いてやってたけど、遅い。
すっごくいらいらしてました。 だから、自分流にやろうと思って、
あーだこーだその彼に行ってやり方を変えました。
その彼はやり方に喜んで、22歳のお姉ちゃんに
「ねえ見てみて! まさよがこうやってやったらすごいいいよ。
なんで今までこうやらなかったの?」って
無邪気に言いました。
もちろん彼女は気に入りません。 1日中不機嫌でした。
でもわたしは気にしません。
そのおかげで昨日は暇に感じました。
なので早く帰っていいか聞いて、彼もぜんぶ準備できてるから
9時まで待って一人でも大丈夫っていってわたしは帰ってきました。
そしたらあの物静かなおじさんが、
「そんなに急いで帰らなくてもいいよ。」
っていいに来ました。
わたしはでもそんなに忙しくないし、彼一人で大丈夫でしょう
っていいました。
帰る9時まで30分あって暇だったから、
いつもおじさんがやるジャガイモの皮むきを明日のために
やりましょうか?って聞いたら
「明日は明日。今日あなたはいっぱい働いたからリラックスして。」
出来ることは早くやって事を済ませれば明日が楽になるのに、
村人はそう考えないみたいです。
彼らは仕事場に残ればそれだけお金がもらえるって考えてます。
わたしは仕事は仕事。
早く終わらせて家に帰ってのんびりしたいって考えます。
だからこの村も町も何十年も変わらないんです。
そしてアイルランド全体に予定と計画がないんです。
村がのんびりしてて好きっていう人もいるけど、
わたしの体内時計が壊れない限り
ここに住むことは一生ないでしょう