初めて山本印店に行ってから、約1年半ほど経った時、ネットショップを始めることになりました。
最初からきちんとしたかったので、いろいろ調べて、準備をすることに。
そこで必要なのは、お店の印鑑。
やっぱり山本印店かなあ。 もし繋がったら、母が亡くなってしばらく経っているから、母からのメッセージがありそうな気がする。
ちょうど春休みで、子供も連れて行けるし。
そこで、電話をしてみると・・・ 何日目か忘れましたが、繋がりました
やっぱり、母から何か言いたいことがあるんだ。
そう思いながら、山本印店を訪れました。
前に作っていただいた印鑑3本と、以前にも出した子供の印鑑2本。
「前回、印鑑作っていただいた時に、子供が父の実家を継ぐ。今に見てなさい。って言われたのですが、その後、仏壇がうちに来ました。」
すると、にこにこしながら、「そうでしょ~。ほらごらん。そういうことだよ。仏壇に、ご飯をいっぱいあげてね。おいしいものいっぱいあげてね。」と言われました。
やっぱりそういうことか。
そして今回は・・・
上の子が、海外に行ってしまうらしいのですが、何をしても、どこへ行ってもいいから、最後には必ず日本に戻ってくるように。とのこと。
何度も言われました。
海外に行っても、結婚しても、子供作ってきても、どこへ行っても何をしてもいいけど、必ず日本に帰ってきなさい。。。 少なくとも、この子の代までは、日本人でいたいみたい。日本の家を守ってほしい。
この子の代までは。って・・・そんな事言う人やっぱり母しかいないじゃん。
そんなの自分が良ければいいって感じじゃないの? しかも、海外で子供作ったら、日本人じゃないし。
海外に住みたいっていうような子かなぁ?
いろいろ考えるところはありましたが、とりあえず、今回のメッセージということで。
しかも、お店の印鑑作りに行ったのに、何もお店と関係ない。と思っていると。
「若い子には、気をつけなさい。一時的に言い寄ってきても、仲良くなっても、離れていくから。若い子っていうのは、結局そうなんだから。こういうことから目をそらすために、お店を作ることになったんだなあ。」
えっ、何のことをおっしゃっているんでしょうか?まさかの、不倫ってやつではないでしょうね?
しかも、若い子なんて周りにいないし。
お店の名前を見て、「桃っていう字は、素人では扱えないんだよ。私の名前にもあるけど。」
えっ、桃ってただの食べる桃っていう感じにしか思ってないけど。
結局、お店の印鑑は作っていただけることになりました。
どういう印鑑になるのか、またまた楽しみです。
それから生活はやっぱり激変しました。
そのお店は今はありませんが、失敗ではありませんでした。
すごく勉強になったことも、絶対になかなか経験できないようなこともたくさんあり。すごく成長しました。
桃っていう字は素人では扱えない。って言葉、今では分かります。
これからまたまた活躍する字です。
子供の印鑑を手にとり、「これ、使ってる?」
「はい、使ってます。」
「本当に使ってる?何もないんだけど。」
「銀行印で使ってます。」
「おかしいなあ。こんなに何にもない印鑑なんて初めてだ。」
と言いながら、ずっと眺めていたのですが、「やっぱり何にもないなあ。」
何もないとは、どういうことなのか。
「子供が18歳になったら、作ってください。」
「もう、生きてないよ。」
「いや、すぐです。」
「じゃあ、また来てね。ボケてたら帰ってね。」
2度あることは、3度ある。
ホントにもうすぐなので、3度目なるか。