天使はビジュアルロックのライブにたまに
行くことがある。
小さなライブハウスの中には若い女性たちが
少女マンガに出てきそうなキュートな格好してたり
ドレスをまとい中世の貴婦人を思わせる人がいたり
ごく普通の普段着の人がいたり様々な格好の人がいる。
それはそのバンドへの楽しみ方の違いでもあるんだろう。
ライブが終わるとバンドのみなさんはファンと話したりするが
芸能人としては新規開拓しないと市場が広がらないので
バンドに興味があまりなさそうな人に
なるべく声をかけようとする。
するとバンドを長く応援する三十路近いファンが
嫉妬の炎を燃やしバンドメンバーにあたり散らす。
なんか変な悪循環を感じるんだけれど
これって
バンドマンが来てもらってるっていうへりくだりから
招いているとおもうんだよねぇ。
謙虚っていうのはすごい人間が威張らないから謙虚なの。
まだすごくない人間が遠慮するのは卑屈っていうのさ。
それって女性のように美しいメイクしても衣装着ても
中の人が見えてしまっている。
バイトしながら夢追ってがんばっているフリーターの
部分が舞台にでちゃってるってことなのが
天使には残念でならなかったんだ。