天使は天使なので言いたいこと


言ってばかりなの。


10年ほど前、


日本海のとある島。わたしはその島の


友人のお宅に遊びに行った。


釣りの名所でもあるその島は観光を産業に


島を盛り上げていきたいらしい。


町役場の観光担当をしている友人は


天使に意見を求めてきた。


天使は友人に


この島の人々は海にゴミを捨てる習慣があり


それが常習化している。それをまず改善させないと


何も始まらないだろうと言ったが友人は


「そういうことではなく施設を作るとかイベントとかの


アイディアはないのですか?」と言われ困った。


この島に都会から人が来れば来るほど絶望するだろう。


たぶん2度と来ない人も多いと思った。


それに外国から海岸に流れ着く産業廃棄物も多い。


ゴミを捨ててる国が他人の国にゴミを捨てるなって言えるのか?


環境も汚染されていく中で自然を根本にして


観光招致している島民が海に「ポイ」という言葉で


常習化している海へ不法投棄がネックなのだとわたしは


何度も友人に言ったが「それは島民がたぶん納得しない。」


と言って相手にしてはくれなかった。じゃぁ意見を聞くな!


島民に話を訊くと昔はイルカさんが海岸近くで


よく泳いでたという。いまは近寄りもしない。


釣り針や網とか注射針を含む医療廃棄物とか


産業廃棄物とかカップやペットボトルや家電とかもう!!


「ゴミにひっかかって死ぬんでまうわ!」と


イルカさんが苦情を言ってるような気がした。


それから数年後、日本海に隣接する国家間でゴミ問題が


話し合われた。結局、国が動かないと


どうしようもないくらいの問題になってしまったのだ。


あの島は今も「ポイ」をしているのだろうか。


天使はあの友人とはもう連絡を取っていない。