大晦日。


天使は朝に降った粉雪を思い出す。


天使はいつも京都祇園の八坂神社に初詣にいく。


雪は降るだろうか。


天使は思い描く。


神社の焚火が羽に反射して紅蓮に色づく姿を。


雪と天使はきっと絵になってしまう。


紅蓮の天使なんて後光が差してるようだね。


みんながわたしに


手を合わせてしまうのではないかと


ちょっと緊張するなぁ。


「うちは初日の出ちがいますえ!」と


照れ隠しに慣れない京都弁を使ってしまうのではないか。


などと妄想しながらも新しい年に期待が膨らむ。


年が明けたからと言って全てがリセットされるわけでは


ないのだけれど何か吹っ切れそう気がするんだ。


寒いのは好きではないけれど


京都は雪が降るといいな。