男性用公衆トイレで天使は用を足していると


和式トイレの個室から若い女性が現れることがある。


わたしを軽く睨みつけ悠々と手を洗って出ていく。


中年の女性の場合は「女子トイレいっぱいなのよねぇ。」と


2~3人で男子トイレ内に侵入し


「あたしら別に見やせんし。ね」というと、


まわりの仲間の女性も「うんうん」と


うなずきあう無駄なやりとり。


わたしは数ヶ月前、男子トイレが満員で困ってしまい


幸い誰もいなかった女子トイレで用をたして


手を洗いトイレの入り口に出たら、入ろうとするおばさんに


「天使さんここ女子トイレ!なんで入ってんの!」と怒られた。


わたしは天使なので性別なんて飾りなのにもかかわらずだ。


天使は悲しみを謳う。


ほんの40~50年くらい前まで男女兼用トイレが当たり前だった。


別に他人のトイレをどうこう気にするものではなかった。


人間にとっての性別はどこに向かっていくのだろう。