少しずつ 風が冷たくなって
夕暮れの雲が ちぎれそうな帰り道
君と最期に歩いた時も
こんな曖昧な季節だった


ヘッドフォンから零れる音が
頭に張り付いて離れないんだ
きっと君が よく口ずさんでた
他愛もないラブソング


心の中でしか 聞こえない唄なのに
君が隣にいるような気がするんだ
どれだけ走ったら逢いにいけるんだろう
答えなんて とっくに判ってるんだけど



月明かりの下 君の自転車をひいて
出来るだけ遠回りをした
朝がくればまた君に逢えたから
静かな夜がこんなに長いなんて
知りたくなかったのに



どこを捜したって返事はないのに
君が待ってるような気がするんだ
笑い声が響く毎日の中で
切り取られて止まった世界


君だけが 忘れられる
それでも 終わらない