こういうふうにネットだけでやりをして、いざ逢ってみると初対面とは思えない親しみを憶えるとう経験を持つ人は多いと想う。
知識としてその人のことを知っている・・・というのではなく肌が知っているという感覚。
それは無意識下ですでに何度も逢っているから。
素直で邪心の無い動物達は顕在意識の中でもお互いに繋がっているのかも知れない。
先週の火曜日から3日連続で菊はトイレの失敗をした。
オシッコ2回
ウンチ1回。
金曜日は朝から体調が優れないようで貞子歩きをすることもなく、寝込んでいた。
私は朝から龍眼を握りずっと祈っていた。
気がかりは・・・・いつもなら握ればすぐに暖かくなる天珠が冷たいまま。
まったく温かみを感じられなかった。
翌日のスパは何事もなく終えたのだけど、その後のドライが大変だった。
病気のコはあまり出かけることが多くないため、他の犬に慣れていないこともあり、自分の家以外ではかなり神経質になる。
土曜日はそれが顕著でジギーも菊もかなり神経質に吠えまくっていた。
いつもならオヤツを食べて落ち着けば転がったり、くっ付いてきたりしてリラックスできるのに、その日に限って帰るまでジギーと一緒に執拗に吠え続けていた。
ジギーはアジソン病があるのでストレスを与えると悪化する可能性があり、ヒヤヒヤするくらい2匹はピリピリしていた。
ところが、玄関口にある犬用のゲートをくぐると菊はピタリと吠えを止めた。
そしてグッタリした。
「帰ることが分かると大人しくなるんだね。」
「吠え過ぎて疲れたみたいだね。」
と会話しながら車に乗った。
車の中で菊は疲れきったかのように眠っていた。
家に着いて時計を見るとちょうど13時。
そいてミント君の訃報。
逆算すると、菊がピタリと吠えを止めた時間だった。
12時40分。
オシッコ2回
ウンチ1回
ミント君が最期にしたトイレと同じ回数。
19歳の私は大親友の家にお泊りし、その年頃のコは当たり前にするように同じベッドで眠っていた。
夜中にうっすらと目が醒めた時、私は夢の中で流れてくる合唱に合わせて歌を歌っていた。
その歌は隣の部屋、彼女のお父さんのご仏壇のある部屋から聞こえていた。
そして金縛りに遭った。
朝になってから友人にその話をすると友人も金縛りに遭ったと言う。
「金属やガラスの破片なんだけど、不思議とそれがとっても柔らかくて私を目掛けてたくさん飛んで来るの。
振り払っても振り払っても飛んできて、ぶつかっても痛くないの。」
彼女はそう言った。
キッチリ2週間後、彼女は150キロでスピンした車のリアウインドウから飛び出した。
ガラスや金属に散々当たりながら高速道路に舞い落ちた。
即死だった。
お通夜の席で私はあの時夢の中でみんなで歌った歌を聞いた。
般若心経だった。

龍眼から泪が出てきたように滲んできました。