夕方18時頃
旦那が帰ってきた。
「あ、えりな居た。
良かった。
居なかったらえりなの実家行こうかと思ってたよ。」
旦那に抱きついて大号泣した。
真っ暗だし、寒いし、ひとりぼっちだし。
ケータイ電波入らないし。
何が起きてるのかも分からないし。
不安で仕方なかった。
旦那帰ってきて良かった。
この時、工場勤務だった旦那。
アパレル・サービス業勤務だった私。
旦那は工場でかなりの地震。
すぐ停電。
2回目の地震。
電気が止まっちゃったから続行不能で。
余震が治った時に最低限の片付けをして帰宅したらしい。
翌日以降の仕事の流れを話して帰宅したって。
信号が真っ暗だから今警察が手信号やってるよ。
そう教えてくれた。
スーパー行った時に明日の朝ごはん用に買ったパンを2人で食べて。
箱買いしてあったお茶を飲んでた。
明日の朝、電波と電気が復旧してたら電話が来ることになってた。
それまでは休みみたい。
あたしは明日夕方から出勤シフトだけど・・・。
次の日のお昼頃には電気復旧。
電波も復旧。
旦那はとりあえず今日は休み。
あたしも今日休みになった。
電気が復旧したことで、東北大震災をTVで何度もやってたから見た。
旦那と2人で絶句した。
昨日、そりゃ停電するね。
むしろそれだけで済んでうちらはラッキーだったよ。
お父さんの職場で亡くなった方がいる事をTVで知り実家に連絡。
帰れる状況じゃなかったから帰ってないけど。
とりあえず生きてるよ、とだけ言われてた。
数日後には計画停電が行われるようになった。
計画停電の時間で旦那は半日勤務だったり。
夕方からの日は3時頃までの仕事だった。
あたしも計画停電の時間によっては休みのシフトだった。
計画停電中はどこ行っても真っ暗だし。
家に2人でいる事増えた。
暖房も使えないから2人で布団にくるまり。
実家から借りた懐中電灯🔦1つで2人でいた。
停電中、何にもやることないし。
色んな事を2人で話した。
東北頑張れ
家族の絆
そんな言葉が溢れてた時だった。