📺 逃げるは恥だが役に立つ 2話 📺
『きっかけは就職活動の失敗でした。』
『対外的には普通の結婚として
推し進めることに決めました』
「今回の雇用契約については2人だけの秘密と言うことでよろしいでしょうか?」
『はい。
なかなか理解されないと思うので。』
「同感です。
続いて、森山さんの労働条件についてですが。
1日7時間のフレックスタイム制
土日祝日が休み
代休申請可
生活費は折半 月給より天引き
給与は月末に現金で手渡し
そのほか必要な項目はその都度話し合って決めていきましょう」
2012年 23歳 私と旦那
キッカケは私のセックスレスの経験。
お互いセクシャルマイノリティなこと。
私が親からカミングアウトを否定されたこと。
親には普通の結婚として推し進めることに決めました。
ここは一緒。
労働条件
『あのさ。
結婚に向けて。
家事を労働として働いてみたんだけど。
正直掛け持ちキツイ。
仕事して、家事全部やってる人尊敬するよ。
家事分担したい気持ち分かるもん。
あたしやってみたけど短期でもけっこう辛かった。
それから、メゾネットタイプ。
階段の掃除が大変。
平屋に引っ越したい。』
「収入が下がってもいいと思えるんだったら。
本業の方を辞める?
扶養のパートにでもなる?
扶養手当てもつくし。
配偶者控除つくし。
俺は養ってた方が全然楽だし。
籍入れるんならそうする?」
ビックリした。
そんな考えはなかった。
来年3月、籍を入れることで婚約。
年内で冬のボーナスを貰って仕事を辞めた。
入籍まで失業保険を貰いながらニート。
家事労働だけなんてすっっっっごく楽だった。
専業主婦って楽だな。
子供がいると違うんだろうけど。
平屋の2LDK、各自自分の部屋ができるようなアパートへ引っ越した。
時間ができたので旦那と、I君と、友達と旅行に行った。
色んな所へ出かけた。
掛け持ちきつかった頃の貯金で全然生きられたし。
そもそも家事収入があるので対外的にはニートだけど。
実際は収入があった。