木曜の夜6時
再び、病院に向かった


病院まで車で約15分


この4日間
こんなに近いところに
いつもいつも彼の存在を
感じていられたんだな・・・・


そう思うと
この病院を選んでくれた
彼への感謝と

同時に、

こんなに近くにいても
自由に会うことが出来ない

自分の立場を噛み締める
苦い時間でもあったな・・

っていう思いが
交錯していた




ひとつ確信を得られたこと



彼が、ほんの15分の距離に
いるっていうだけで


何をしている時も
気持ちがそっちに向いてしまって


ここ数日の私は
まるで地に足がついてなかった


もしも、
こんな近くに彼が住んでいたら

きっと私も彼も

今以上に無理をして
時間を作って


おそらく・・

欲望に任せて会いに行って
しまうだろう



だから、


会いたいなあ・・


って思っても

いやまてよ、でも・・



・・って、考える時間が持てる
今の私たちの距離ってのは

きっと
必要不可欠なんだ


って、あらためて
思えたことは

私にとって収穫だった



現に、旦那に嘘を言って
ほんの3日間続けて
お見舞いに行くだけで



ドッと疲れた


もし
毎日会えるような
環境にいたら

どんれだけ神経を
すり減らすんだろう


一回一回のデートを

振り返り
思い出し

日記に書いて

彼への思いを重ねて行く



そんな作業がないと

きっと、私は私じゃなくなっちゃう・・・




たぶん私は不器用だから

日記に書いて
頭の中で整理しないと



きっと、その日の出来事が
自分にとって
どんな意味があることだったのか

彼から投げかけられた言葉が
どんな意味を持つのか


理解できないんだ
きっと


だから、
今回みたいに
振り返る間もなく
翌日また会ったり、って
繰り返して行くと

だんだん苛々して来る


待って待って!
もっとゆっくり考える
時間が欲しい・・・



って、だんだん
落ち着かなくなって来てるのを
感じてたから。





なんて、

つらつらと考えながら

ものすごい夕焼けの
真っ赤な空を見ながら
病院に向かった




病院に着くと

彼は、ちょうど夕飯の最中だった



食事のトレーには
スーパーのお刺身パックの残骸が・・



今日もまた、
音楽仲間のAさんが
差し入れを持って来てくれたらしい


おまけに、
明日の退院の時も

仕事、GWで休みだから・・って

手伝いに来てくれるんだって




Aさん・・・

私や彼の奥さんよりも誰よりも

一番ここに通ってるよねヽ(;´ω`)ノ



久々の刺身、うまかったで


と言いながら

夕飯を食べる彼を
しばらく見守って

デザートについていた
和菓子を
半分こして食べた



食事が終わってから
また、
エレベーターで
レストランの階に移動



彼ったら

廊下を歩いてて
手を繋ぎたがるのに

看護士さんの姿が見えると
パッと
手を離すの


中学生かヽ(;´ω`)ノ



・・って


内心突っ込みながら
笑いを堪えてたよ



やっぱり誰もいない
ベンチに座って

ふう、と
ため息をついたあと


今日は、手術後初めて
シャワーを浴びて
すっきりしたわ


って言う彼は

昼間より更に
元気そう


シャワーのあと、
りるらに買ってもらった
2枚目のパンツ履いたで

おかげで快適やわ

ありがとうね




キスされると

髭がチクチクして痛い・・


シャワーのとき、
髭は剃らなかったんだね(;^_^A


頬の痩けた横顔

無精髭の伸びた彼の顏も

今夜が見納めだね




昼間と違って

日のすっかり落ちた
非常灯だけのフロアは
かなり暗くて

彼の表情も
やっと見える程度だった


彼が、

ほら


って、
病院の寝間着のズボンをずり下げて
履き替えたトランクスを見せる


キズは?



・・
って聞くと


トランクスも降ろして
見せてくれた


キズには、
昼間、先生が張り替えてくれた
テープが貼られているけど

透き通ったテープ越しに
きれいな手術跡が見える



それと、

見慣れない

彼の

ツルツルの股間(^o^;)


しばらく黙って
見ていたけど


彼が一向に
しまおうとしない・・・

ので


そっと、柔らかい
ペ ニ ス を
手で包んでみる



「今朝はな、

ちゃんと朝立ちもしたで」



って、笑う彼


「そのとき、つれたり
痛かったりしないの?」



「それは全然平気」



そっか、じゃ・・・


と、

ちょっとしごいてみると


ピクピクッと反応して

あっという間に
立派な状態にヽ(;´ω`)ノ



彼にキスされながら


どうしよう
やめたほうかいいのかな

やめないほうがいいのかな

お腹に力入れると
痛いんだよね



って思いながらも

左手で
しごき続けてた



うう、
気持ちいい・・




って

彼のため息を聞いて
ちょっと安心




そっと顏を寄せて

先端をペロペロと
舐めてみた



えっと

監視カメラとか
ないよね??(;´▽`A``



・・って思いながら・・



彼が、やんわりと
私の身体を引き起こして




今度は彼の手が
私のシャツの下から
滑り込んで

胸を弄りだした


彼の指先が乳首に触れると

身体の奥がジワジワと
疼いて来るのがわかる




そのうち、
彼の手はスカートの中に・・



ぴったり閉じた腿の間を
指でまさぐられる


濡れてるよ

りるら

イかしてあげる





・・・・・はぁ?Σ(~∀~||;)



いやいやいやいや



人っ子一人いないとは言え

病院内の
公共の場所ですから


それは無理


ってか

ホントに
監視カメラとか
ないよねえ??(´Д`;)



やっとの思いで
彼の手を押しとどめ


こんなとこで
ダメだって

退院して、
お腹の痛みも無くなってから






・・とささやく




お互いの身体が
鎮まるまで


しばらく
くっついて

夜景を見ながら話をして





手を繋いで病室に戻って

私が持って行った
カットフルーツを食べた



食べているうちに
放送がかかり


面会時間は終了


わたし、明日の退院は

立ち会えないけど



気をつけて帰ってね

途中の運転も

しんどかったら
休み休み行って


何かあったら
連絡してね



って、話した


彼が一番心配していたのは

荷物を持って
駐車場まで一人で歩いて行けるか


ってことだった


入院患者用の駐車場は
外来用よりも
ずっと遠く離れているから・・・



本当なら私も

都合つけて、なんとか退院の時間帯に
来られそうだったから

一緒にお昼くらい
食べられるかな、って
期待したんだけど



Aさんが
荷物持ちしてくれる、って
申し出てくれちゃったので


顔を出すわけには
行かなくなっちゃった




うん
ありがとね、いろいろ。


俺、盲腸の時と

仕事で大けがした時と

肺炎二回かな

入院したの


でも、今回の入院が
一番楽しかったな





楽しかった?(^_^;)


痛かったし、手術の時も一人だったし


家族がそばにいなくて

不安だったでしょ





いや、


好きな人がそばにいて


毎日会いに来てくれるって

そんなの初めてやったからさ


楽しかったよ



これで痛みがもっと引いて来たら


パラダイスやったな



・・って言われて


また
病室で
2人で声をひそめて


クスクス笑った



そのあと
彼が初めて
一階のロビーまで
送ってくれた


一階は暖房が入っておらず、
肌寒かったので



廊下の途中で

もう、ここでいいよ
寝間着だと寒いから




って言ったら
彼は


わかった。じゃあ


と言いながら

立ち止まり


キスをした



前方を歩いていた
二人組が

こっちを見ていないのを
確認しながら・・・




玄関に向かって
歩き出し、


途中2回ほど
振り返って

その場に立って見送ってくれている
寝間着姿の彼に
手を振った


それが、
病院で見た
最後の彼の姿だった
この週末、いろんなことがあった

日記に書きたいのに
忙しくて日記を書く暇がない・・(´□`。)・


なんて思ってるうちに
また新たな出来事があったり・・・


今日は日曜日。

やっと連休も終わりに近づき
少しだけ
落ち着きました



なので

事後報告になりますが
時系列に思い出し書き
してみます






5月5日(木)


前の晩、彼から


「もう、明日はほかにお見舞いにくる予定もないし」

「りるらに昼も夜も来て欲しい」



って言われて

めずらしい
彼のお願いを叶えるべく
頑張ってきました


昼前、
「買い物に行って来る」

・・と言って出かけ

病院へ

初めて、昼間のお見舞いに
行ってきました


連休中で静かなのは
相変わらずだけど

お天気は快晴で
いつもはうす暗い廊下にも
日射しが射し込み


まるで、違う場所のように明るかった


エレベーターで上がって行くと

昼間の病室内は
仕切りのカーテンも
みんな開けられていて


同じ部屋の人達にも
バッチリ目撃されちゃいました(;^_^A


彼は
夕べと比べて、
かなり顔色がいいみたい


入院して初めて、

夕べは一晩ゆっくり眠れた、って

言っていました


同室のじいさん達が
耳をそばだてる(?)中

明るい病室内で
ひそひそ話すのも
なんか変だったので


彼と二人で
談話室に移動



自販機の飲み物を買って
話していると


突然主治医の先生が
やってきました(・Θ・;)


「あ、お話中すみませんね


◯◯さん、傷口のテープ交換
しましょうか」




先生は、奥さんとは
一度会って
話をしているので

私が家族じゃないってのは
たぶんわかったはず。


だから、堂々としてるしかないよね

お友達としては・・



まあ
とりあえず

にっこり会釈しときましたヽ(;´ω`)ノ



彼と先生が
傷口の消毒のため
部屋のベッドに行ってる間


一人で談話室で
座って待ってました



病院のスタッフに見られても
どうってことない・・けど

彼の知り合いと
ここで鉢合わせたら

かなりまずいな

やっぱり(・_・;)



見舞いの予定はないと言っても
病棟内の談話室にいたら

知り合いが通った時に
必ず目撃されちゃう・・




で、彼が戻ってから

エレベーターで
休業中のレストランの階に移動



よかった

ここは案の定
誰もいません(^o^;)


そこでベンチに並んで座って

話をしました




「明日、退院されますか?、って聞かれたから

“はい!されます”って言っといたわ」


「退院していいって?」


「午前中、教授回診があるからな、

そこで問題なければ退院オーケーやと」




「ふ~~ん・・大丈夫かな?」



「うん。明後日は後輩の結婚式で
歌うことになってるから
セッティングとかで
朝7時半に会場入りなんや

だから明日は絶対退院か、

無理なら一時外出許可もらうか
せなあかん


明日、退院したら

夜、一緒にやる仲間と
最終の音合わせしに行って来るよ


で、日曜は仕事でな

夜は
いつもの定期コンサートや」






「・・・・・」



今日は、顔色もいいし

背筋を伸ばし、ちゃんとした姿勢で
歩けるようになって来た


ただ、
横に座ってて
私にキスしようと
身体をちょっとねじっただけで

いててて・・・




やっぱ、飛び上がるほど
痛いことがあるみたい


じっとしている時も

平気な時と
痛い時と

波がある・・って言ってた


ギターの演奏なんかして
大丈夫かな


重いものを持ったら
ダメって書いてあったけど



アンプとか
マイクスタンドとか

運べるのかな・・(・_・;)



でも、
本人はすっかり退院する気満々みたい

私のほうは


今日でお見舞いにくるのも
最後なんだな・・・


って、ちょっと
寂しい気持ちだったんだけど


彼があまりにも
退院後の予定を
あれこれ話すのを聞いてたら



なんだか
なおさら寂しくなって来ちゃった・・


と、
複雑な気分で
話を聞いてるうち


そろそろお昼

買い物に出てることになってるので
そろそろ家に帰らないと・・


で、

「また、夜に来るね」

って言い残して病院を出た














今日もお見舞い


午前中、
道場の先生夫妻が
お見舞いに来る・・

って言ってたから

今日も私は
夜になってから行くことにした



昨日より少し早く家を出て

このぶんなら、
彼の夕飯が終わった頃に
着けるかな~~





って思いながら
走っていたら



彼からメール




りるら

◯◯さんが今日も来るって
電話あったわ


今、外にいるから
何時かわからないけど
夜来るって

どないしよ



◯◯さんってのは
昨日も来た
彼の音楽仲間


ええ~~~( ̄Д ̄;;



もう出ちゃったのに
・・って思ったけど


仕方ないよね

自宅から
遠く離れた病院に
入院してる彼を気遣って

連休中なのに
訪ねてくれるんだから


ありがたいことだよね




思い直し


じゃあ
私もう家を出ちゃってるから


とりあえず病院に行って
◯◯さんが帰るまで
下で待ってるね


そうすれば、
すぐに会えるから



それとも、私のほうが早かったら

◯◯さんが来るまで
ロビーに降りてこられる?






・・・って返信した





病院についてまたメールすると


◯◯さん、まだ来てないんだ


りるら、
◯階に行こうか






◯階には
レストランしかないんだけど

もう、営業が終わっている時間だから
誰もいないんだろう


「了解(^O^)先に行ってるね」


って返信したあと

◯階に上がった




人影はなく
非常口の蛍光灯だけがついた
その階は


暗かったけど
ロビーよりも暖かかった




すぐに彼がやって来て

ベンチに並んで座る


キスしながら


いてて・・




と、顔をしかめる



やっぱり、まだ
かなり痛いみたい( ̄ー ̄;



朝起きた時は

ものすごく痛くてさ



これ、前の日より
痛くなってねえか?

って思った


起きて、少し動いたら
楽になっていったけど





う~~~ん


彼、土曜が知人の結婚式で

披露宴でギター弾くために
病院で貰った予定表より
一日早い

金曜に退院する気なんだけど



大丈夫かな
これ(・_・;)



話を聞いてると



新しいパンツのゴムが
腹を締め付けて
痛いんや




・・って言うの




彼は普段

ぴったりした
ボクサーパンツしか
はかないんだけど


その、ウエストの
幅広のゴムが
痛いらしい


家に2枚だけあった
トランクス

持ってくればよかったな



という彼の話を聞いて



私は、一旦彼と別れて
病院を出て

近くの店に
彼のパンツを買いに行くことにした



彼は
私にお金を使わせることに
抵抗がある人なので


少し躊躇していたけど



それくらいのことは
させて欲しいな

私に出来るのなんて

それくらいしかないもん




って、
ちょっと強引に決めちゃった


戻ってきたらメールするね





って、彼を部屋に戻し


車で
近くを走って
衣料品店を見つけ


柔らかい綿ニットの
トランクスの中から



特に柔らかそうなのを
探しに探して
2枚購入



病院に戻って
彼にメールすると



おまたせりるら

今、ちょうど
◯◯さん帰ったところ

もう、病室に来ても
平気やで



って
返信が入った



時計を見ると
7時35分


あと、25分くらい
話せるな(;^_^A



って思いながら
病室に行った





パンツを渡して

その場で履き替えるのを
手伝った



彼は、

あとで履き替える



って言ったけど


立ったり座ったりするだけで
ハアハアしてるんだもん( ̄ー ̄;


着替え終わると


あ~~

楽やこれ

助かったわ

どうもありがとう





って言われて
ホッ(´∀`)



でも、

彼自身

金曜に退院して
一人で家まで帰れるか?


退院の翌日

ギター弾いて歌えるか?


てか
それよりまず

駐車場まで歩けるか?ヽ(;´ω`)ノ





・・・などなど

かなり心配そうだった

こんな
不安げな彼の顏


初めて見るような気がした


でも、
そんな顏も愛おしくって


ギュ~~ッと
抱きしめたくなるのを
我慢していたよ



(隣にじいさんいるからね)



で、あっという間に
25分が過ぎ




昨日と同じ
放送が入ってから



最後にもう一回キスして



彼が、エレベーターホールまで
送ってくれた




明日の予定は?


って聞かれて


何もないよ


昼と夜
お見舞いにくるの
どっちがいい?




って答えたら



昼も夜も会いたい




だって

笑っちゃった



そう
明後日は、平日だから
学校がある日


予定通りなら
彼の退院の日だけど

友達が
手伝いに来てくれるらしいので


どのみち、私は
彼の退院には
立ち会えない


つまり
明日が最後の日になるんだね






明後日

退院して
彼が家に帰ってしまったら


家族がいてくれて
安心だけど


私は
寂しくなるんだろうな




なんとか

昼も夜も
行かれるように頑張ってみようかな