ゆっくりと
上下する

彼の胸に頭を預けて



腕の中に
すっぽり収まりながら


静かな寝息を立てる
彼の横顔を眺めていると


何とも言えない
不思議な気持ちになる





この人は


なんだろう??




何者?





なんでこんなに



無防備で
いられるんだろう・・・




私に


どうしてこんなに

優しくしてくれるんだろう・・?






眠っている彼は

ほんっとうに


スキだらけで・・



こんな言い方

ヘンだけど




私のことを

信じ切って

スヤスヤと
眠りこんでる様子は




まるで

赤ちゃんみたいに

幼くて

純粋で

無垢で・・






ああ
この人は・・・・・・


アカの他人の私に


寝入った隙に

刺されるとか



こっそり携帯を

見られるかもとか・・





・・そんなこと

考えないんだろうか???ヽ(;´ω`)ノ




・・・な~~んて、

おかしなことまで
考えて




1人でフフッと

笑ってしまう





私の身体がかすかに揺れ

笑った気配に気付いたのか




彼がフッと

薄目を開ける





あわてて私が

微笑みかけると




彼も

眠そうにしながら

にっこりと笑って




再び

腕の中の私を



ギュウと抱きしめ





そのうちまた




スヤスヤと

寝息を立て始める




そんなことを

何度か繰り返しながら



いつのまにか

私も

眠りに落ちて行く




疲れ果てて

暗く涼しい海の底に

沈んで行くような





心地よい眠りの前の


睡魔と戦いながらの
30分



彼にも内緒の


幸せな時間



彼のことが

好きで好きで

本当に好きで



この人の気持ちに
精一杯
応えたい、と誓い


胸がいっぱいになる





私だけの


愛おしい時間