首都高に乗って
灯りの消えた
ベイブリッジを渡り


節電中でも
やっぱり明るい
都心に入った


日曜の夜
10時過ぎの首都高は
ガラガラで


普段なら
ノロノロ運転の
ジャンクション付近も

面白いように
スイスイ走れた



2日目の夜は
銀座のほど近く



古いけど
評判のいい

駐車場付きのホテル






到着して
パーキングビルに
入れようとしたところ



私の車

横幅がありすぎて

駐車できないって事が判明(´Д`;)



駐車場係のオジサンに言われ
しかたなく

2ブロック先の
民間駐車場に
車を停め、


荷物を持って

ホテルに入った




部屋は普通のツインで

ベッドも
セミダブル



横浜のホテルが

黒を基調にした
シックな(ラブホ的な?)

デザインだったのに比べ




こちらは

昔ながらの明るいお部屋
って感じ




でも、

2人くついて寝られれば

基本どこでもいいんだ




やや狭い

ユニットバスの中で



この日も

石鹸まみれで
抱き合って



ベッドでは

何度も
何度も

彼に

身体の隅々まで
愛してもらって




セミダブルの
ちょっと窮屈なベッドが

逆に
広く感じられるくらい


彼の胸に

頬をくっつけるようにして
密着


いつのまにか
2人とも
眠りに落ちてたね






翌朝は

早朝4:30に
起床


そろそろ
旅行の疲れが
出始めたのか


さすがに眠い(ノ_-)




でも

このために
このホテルを選んだんだから


頑張って起きないとね・・・(+_+)




月曜も
朝から雨

しかも

かなりの本降りだった




早朝ということもあって

肌寒い



私が
洗面所で
眼をこすりながら
化粧していると


部屋で着替えている
彼の声が聞こえた




Tシャツだけじゃ
寒いかなあ


2枚重ねるか・・






それ聞いて
急いで

自分のバッグから

昨日、ウニ黒で購入した
袋を取り出し



なんて言っていいか
とっさに出てこなくて・・



黙って彼に差し出した



え?なにこれ?


くれるの?




びっくりする彼





うん

寒かったら
着てもらおうと思って


買っちゃった
昨日ね





本当!?


おおっ
ええなこれ


ありがとう


めっちゃええわ~





来月のコンサートでも

着ようっと

ありがとう
りるら





思った通り

シャツは彼に
よく似合った


それに


良かった

喜んでくれて・・(●´ω`●)ゞ




5時10分前に
ホテルを出て


築地に向かう


フロントで
築地まで
徒歩7~8分と聞いて

ホントは
歩いて行く予定だったけど

ほんの数メートル
歩いただけで


こりゃ
歩いて行ったら

着くまでに
びしょ濡れになるな・・


ってわかったので



築地に一番近い
駐車場まで
車で行く事にした




築地に近づくにつれ

トラックが多くなる



本願寺のそばに
時間貸しのパーキングを見つけて
駐車して


相合い傘で
場外に向かった




でもね

とりあえず
場外まで行ったけど


なんせ

東京ドーム5個分の広さ



土砂降りの中

狭い路地も大きな道も

人が居ようがなんだろうが
お構いなしで

“ターレット”っていう

一人乗りの
カートが
凄い勢いで行き交っていて


ぼやぼやしてると
ひき殺されそうヽ(;´ω`)ノ
(マジで殺気立ってるし)




わたし

若い頃
仕事で、先輩に
築地に連れてこられたことが
あったんだけど


その時の先輩の言葉


「築地にはルールがあってね


ターレット優先で、ぶつかっても自己責任

それと
市場が開いてる時間は

みんな、大忙しなので

素人は声をかけちゃダメなのよ」




・・・ってのが

頭に残ってて


なるべく

暇そうにしてる
お店の人に


道を尋ねるんだけど



みな、
自分に関係ある所の場所しか
わからないって言う


とにかく、

「詰め所」


・・・ってとこに

行ってみて、


と言われ


足元グショグショにしながら
探しまわった


ようやく
詰め所に着くと


案内図を渡される

それ見たら




最初に車停めた所の

すぐそばに

目的地があった



・・・ってことが判明( ̄Д ̄;;


30分近く
ずぶぬれになりながら
無意味に歩き回ってたらしいと知って



もう、間に合わないかも・・・


って


弱音を吐きつつも


ダメモトで

とにかく行ってみることにした



おさかなセンターに着いて


入り口の、ガードマンらしき
人に


「あのう・・まだ間に合いますか?」



と聞くと

「どうぞ、入って並んでー!」




って言われた!!

やったあーーーーー(≧▽≦)


・・と、ここでやっと

テンション急上昇




小さな建物の中は

外人さんの集団で
いっぱいだった


しかも
朝、6時前とは思えない

異様な熱気と興奮に包まれてる



ほとんどが西洋人
2~3人ずつのグループなんだけど


皆さん

笑って
喋って
はしゃいで


写真を撮りまくり



外人率ほぼ98%の
団体の中で


私と彼だけは


なぜか遠慮して
ヒソヒソ喋っていた(;^_^A




まもなく案内が始まり


ガードマンさんに先導され

2列になって

ゾロゾロ市場の中に
入って行くと・・・・



どどーーーん




$誰にも言えないけど-__.JPG



出た



マグローーーーーー(≧▽≦)








$誰にも言えないけど


やがて

けたたましい鐘の音が

市場の中に何重にも
響き渡って



セリ開始





・・・・・・・・・・


ものすごい勢いで

端から順番に

マグロちゃんが
競り落とされて行くのは
わかるんだけど・・・







なに言ってんのか

さっぱりわかんねーーーo(TωT )






しかし、

築地の仲買人たちの

威勢のいいこと



独特な節回しで

歌うように滑らかに

セリが進んで行くの


それに

行き先が決まった
マグロ達に近づく

逞しく
若いお兄ちゃん達




何百キロもあろうかという

巨大なマグロを
長ーいカギ付きの棒で引っ掛けて

一人で次々に

大八車に積んで行く様子は
圧巻そのもの



テレビで
何度か見たことある風景だけど


実際に
目の当たりにすると


その迫力に
口を開けたまま
見入ってしまったよ



マグロのセリ
見学ツアーが終了し


興奮冷めやらぬ中

場外で朝食をとる



ここはやっぱ


マグロっきゃないよねー


・・・ってことで







$誰にも言えないけど


大盛りマグロのブツ切り丼


ですわーー:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

(朝からガッツリ)



早起きしてハラペコだった
2人


大盛りにもかかわらず

朝っぱらからこのどんぶりを
ペロッと完食


お店のマスターが
サービスで

アラ汁を付けてくれたの


いろんなお魚が
どっさり入った
アラ汁は


雨で濡れ

セリ会場の冷気で
冷え冷えになった身体を


ポカポカと
温めてくれたよ(´∀`)