土曜日の研修は
昼までだった




朝3時半に大坂を出た彼は
私の予想よりもずっと早く
刻一刻と関東に近づいていた


今諏訪湖




今談合坂





もうすぐ八王子





と、

研修中に何度も
メールが届いて


結局、午前10時過ぎには


着いたで




って、読んで焦りつつも
こっちは身動きとれず
どうしようもない



昼で研修は終了

連れの2人には、

ごめんなさい!
近くまで家族が
迎えに来てるから!




と、一人だけさっさと会場を出て
彼と待ち合わせの約束をした
ショッピングセンターの
駐車場に走ったよヽ(;´ω`)ノ



閑静な郊外の住宅地、
キャリーバッグをガ~ラガラ
引きながら走るのも
気が引けて


結局、右手にボストンバッグ
左手にハンドバッグを抱えて
走るハメに
(しかもスーツにブーツ)



かなりしんどかった(>_<)


で、10分後には

肩で息をしながら
巨大なショッピングセンターの
駐車場に着いたんだけど

広い駐車場は超満車

メールにあった、駐車ブースを示す
看板のそばに行っても

彼の車が見当たらない・・(・Θ・;)


もう、2時間近く待たせてるはず

寝てるのかも・・・
と思いつつ


着いたよー



と、メールをして
周りを見回すと



3メートルほど離れた場所で
車から降りて手を振る彼を
やっと見つけた


車に乗り込んで
挨拶もそこそこに


まずはキス




知らない街の
車の中とはいえ


真っ昼間の
巨大ショッピングセンターの

家族連れがゾロゾロ歩いてるような
駐車場ですが(;^_^A


でも、2人とも
我慢できなかったみたい



一度はあきらめかけてただけに


こんな東京の片隅で
(都内とはいえ、
かなり端っこのほうだったので)


会えて、

顔を見られただけで




なんだかもう満足(≧▽≦)

ほぼ、目的を達成した気分の私


ただでさえ
研修の時間が長引いて

予定より一時間近く
遅れての出発となってしまったし




一時間のタイムロスは
結構キツイかもな・・

と、内心思っていたんだけど


彼の辞書に、計画変更という
文字はないのですよねヽ(;´Д`)ノ


彼のほうはと言えば

大坂を夜中に出たおかげで
2時間も早く着いて

車で一眠りできたので
元気いっぱい(^_^;)



で、予定通り、伊豆に向かって
出発することになりました



$誰にも言えないけど-__.JPG


厚木までは
かなりの渋滞


伊豆半島に入ってからも

土曜日だから?

やたら車が多くて
走っては渋滞の繰り返し



でも、薄曇りでポカポカ暖かい陽気の
昼下がり

穏やかな春の海を見ながらの
伊豆のドライブは


すごく楽しかった



彼は、大阪であった
面白い出来事は
教えてくれたけど



通夜の話は
ほとんどしなかったし


私もあえて
聞かなかった


なんとなく、話の概要から

家族全員で
車2台に分乗して行って

通夜の晩は
従兄弟と彼の2人が斎場に泊まり


彼だけ、明け方
出て来たらしい・・


ってことは
わかったけどね



私が


大丈夫だったの?


って聞いて



彼が


全然大丈夫や



って笑って・・・


それで、その話は

おしまいになった




第一の目的地の
赤沢温泉に着いたのは

もう、夕陽が沈みかけの
午後5時くらいだった



ここでは
入浴だけするのが目的

海に突き出した丘の上に
D◯C(化粧品会社)が経営する
日帰りの絶景温泉があるの



大人気の施設だけあって
結構な人だったけど

露天の湯船は横に広ーーーくって


太平洋の夕陽を
充分伸び伸びと
満喫できた(´∀`)



正直、彼に会えただけで

もう、温泉のほうは
どうでもいいと思って

彼に付き合って入りに来ただけ
だったんだけど


実際入ってみたら


研修中からずっとひどかった
頭痛と肩こりが

信じられないくらい楽になったから



いい温泉だったのかも(;´▽`A``

(D◯Cの化粧品使い放題だし)



一時間後に
彼とロビーで待ち合わせて


すっかり日が落ちた中、
今度は伊豆半島を横断して

中伊豆を経由して
沼津に向かった



真っ暗で街灯もない
クネクネした細い山道を抜ける


周りに走る車もなく


本当なら、心細くなるような
シチュエーションなんだけど



今晩は、帰らなくてもいいんだ

遅くなっても平気なんだ・・・




って思うと



信じられないくらい
心が軽くて

鼻歌でも唄いたいくらい
楽しかった



恐いね~~


すごい道だね


ホントに沼津に抜けられるのかな




・・なんて口では言いながら




隣には彼がいる



それだけで
絶対的な安心感に包まれていた



何にも心配しなくていい
全てを委ねていればいい
心地よさの中


彼と手をつないで
山道のドライブ



東名高速を目指して

このまま、いつまでも
夜が空けなければいいのに


って、思いながら