😊
今回は映画と音楽!
映画『ローズ』(米映画・日本公開1980年)
米女優ベット・ミドラーが演じる
ヒロイン・ローズは実在したミュージシャン
ジャニス・ジョプリンがモデル。
映画の流れで、ちょっと重めな投げかけを😊
人生に一番必要なものって何でしょうね?
映画「ローズ」が示しているのはまさに、それ。
ローズの場合は【理解者】を強烈に欲しています。
彼女は大スターとなり、人々にちやほやされ
時代の流行に乗って派手な生活を送り
当時のミュージシャンらしく
酒・薬物を手放せず重度に溺れます。
そんな彼女を最も蝕んだのは
自分に寄り添ってくれる【理解者】がいなくて
孤独が拭えないこと。
彷徨うように生きる彼女は生活を荒らし
周囲の人々を傷つけ、自分も傷つけます。
「私の心を理解してくれる人が1人でもいれば」
映画全体はローズが【理解者】を探す旅です。
自分自身を剥き出しにして
大声で「私を助けて!」と叫んでも
現実は彼女の歌声を聴きたい観客達と
ビジネス最優先のプロモーターがいて
やっと見つけたと思った愛も
ローズの孤独を理解出来ずに去っていく。
それでも最低限、薬物を断つと決意し
散々苦しむローズに対して親しい友人は
「無理しなくても良いんじゃない?」と
優しい言葉を囁いて彼女に薬物を渡します。
「私の人生に必要なものって何?」
その問いにこの映画はメッセージを送ります。
心を揺さぶる作品なので
人によっては観るのがキツいかも知れません。
けれど、いい映画ですよ😊とても。
映画プロデューサーから「これはロックではなく
賛美歌だ」と当初は却下されます。
けれどもジャニス・ジョプリンのプロデューサー
でもあったこの映画の音楽担当からの猛プッシュと
ベット・ミドラーが気に入ったことから採用され
大ヒット。今に至るまで数多のミュージシャンが
カバーする名曲です。
『THE ROSE』
1980年リリース
『夜がとても孤独で
道のりは長く遠すぎて
そんな時
あなたはこう思うのでしょう
愛とは
幸運な人や力ある人だけのもの、と
ただ忘れないで
厳しい冬の間に降り積もった深い雪の下には
太陽みたいな愛と
種が眠っている
そしてその種は
春になったら
バラを咲かせるの』
最後まで読んでいただいて
本当にありがとうございました。
どうぞ良い1週間となりますように🍀