😊

体重わずか7グラムの小さな鳥・エナガ

そのエナガの誕生から
たくましく育ち、恋をして子をなし
命を繫ぐ一生を物語にした

『エナガの一生』(絶版)は、約100ページの絵本


この絵本の良さを、どう紹介すれば良いのか?
考え過ぎてわからなくなっちゃった(笑)

大まかな内容を以下にネタバレ💦
見たくないひとは、ここまでで😊



















お父さんとお母さんが子育て準備中。


生まれたての赤ちゃんは、まだ毛がなくて寒いので
親鳥が自分の体温であたためます。


親鳥は食べ物をせっせと口元へ運びます。でも与える量を徐々に減らしながら「お腹が空いたら自分で狩りをしたら?」と巣立ちの準備をさせます。


生後17日程で巣立ち。上手く飛べないから地面に叩きつけられたり、巣から出た瞬間食べられてしまったり。逃げのびたエナガだけが生き残ります。


力を合わせながら生きて行きます。
寒いから並んで【おしくらまんじゅう】


やがて大人になって恋をする。


結婚したエナガは自分が育った巣に戻り、羽や葉で、もう一度快適な巣を作り直し子育てに備えます。


赤ちゃん誕生、協力し合いながら子育て。


そろそろ巣立ちの時。この時、子育てをしながら親鳥の体力はゆっくり弱っていきます。


巣立ちの時。
外では子供達が「一緒に行こう!」と誘いますが
親鳥には飛ぶ力が残されていません。
親鳥は子供達を見送り、ポトリと雪に落ちます。


飛び出した子供達はたくましく生き抜き、外敵に負けなかったエナガが、また命を繫いでいくのです。






全部読んだ気になっちゃいました?
ごめんなさい!

でもエナガの一生はこんなに単純ではなくて
100ページ全部読むと感慨は段違いですよ😊

生きている全てが、心から愛おしくなります。

漫画家萩岩睦美さんの絵がとにかく可愛い!
「鳥が大好きだからこの仕事が嬉しかった。エナガの可愛さに絵が到達しないので苦心した」と後書きに書かれていますが、その熱量が充分に伝わる力作。

文を書かれた松原卓二さんはエナガが好き過ぎて、一部であった【エナガブーム】の火付け役。エナガ写真集も数冊発表しています。
松原さん、『可愛い💓』にめっぽう弱いらしい。

わかる(笑)





最後まで読んでいただいて
本当にありがとうございます😊

少し早いですが
どうぞ良い週末でありますように🍀