こんにちは😊
ベルンハルト・シュリンクの『朗読者』は
映画化された『愛を乞うひと』の原作です。
第二次世界大戦後のドイツのある都市で
市電の車掌をしている36歳の美しい女性ハンナは
学校帰りに気分が悪くなり吐いてしまった
15歳の少年ミヒャエルを介抱をします。
こうして出会った21歳も年の離れた二人は
秘密の逢引きを重ねるようになります。
彼女はベッドに入る前に毎回
ミヒャエルに本の朗読を頼むのです。
方々も多いかと思います。
15歳で性に好奇心が強い年頃の男の子と
後ろめたい過去や後悔を
そろそろ背負ってくる年頃の女性。
この物語を『せつない』という形容で
感想を書かれるものが多いようですが
私の感想は
「人って優しくも残酷にも、平気でなれる」
「人間って同時に幾つもの感情を副層して抱く
そんな生き物」
です。
そして、読んだらこの映画を思い出しました↓