昨日、思文閣美術館へ「ボクネン木版画展 無限の庭」を見に行った。

私は、ナカボクネンさんの十数年前からファンだというのに実際本物の作品を目にするのは昨日が二回目だった。なぜかというと、ただ単に今まで関西でのナカボクネンサンの個展情報をあまり敏感に察知していなかったからである。

そして、今回は京都を散歩しているときに偶然前売り券を発見したので、こういった運びとなった。

十数年前、親戚の叔父が「いい絵があった!」と沖縄旅行で見つけた幅が1m以上もある絵を家に持ってきた。それを額に入れ応接間に飾り、となりの和室からぼぉっと見た。それが、ナカボクネンさんの作品との最初の出会いだった。

そのときの絵の迫力といったらなんとも形容しがたいものがあった。すっかり作品に心を奪われて30分ぐらいずっと眺めていた記憶が甦ってくる。

そんな感覚を思い出しながら昨日は作品を一つ一つ見ていった。とても心地良い感覚だった。

昨日は、目の前の作品を楽しむのはもちろんだが、、昔ナカボクネンさんの作品に対して覚えた感覚をそれ以上に楽しんでいたように思う。

有意義な時間だった。

昔の記憶を楽しむってとても不思議な感覚だなとまた改めて気づいた。