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「ストレスで穎粒球増多が起こる」
新生児の穎粒球増多症という現象があります。
私たちの白血球の数というのは
大人なら５,６千個ぐらい
(血液1マイクロリットル中)が平均で、
一万個を超すことはほとんどありません。
ところが、新生児は、
出生時の白血球の総数が１万５千個もあり、
そのほとんどは穎粒球です。
じつは新生児の穎粒球増多症も
ストレスが原因だったのです。
では、新生児にとってのストレスとは、
どんなストレスなのでしょうか?
たいていの人は、狭い産道を通ってくるのが
ストレスになっていると思うようです。
しかしほんとうの原因は
新生児が母親の胎内からこの世に出てきて、
酸素の取り入れ方が一変することです。
胎児期は、胎盤でお母さんに接して、
臍の緒で血流をまわして酸素交換を行っています。
つまり、お母さんから臍の緒を通して
酸素をもらっています。
それが、オギャアと泣いた瞬間に、
自前の肺が膨らんで
酸素をとり入れる方法に変わります。
このとき、体内に入ってくる
酸素の濃度も一気に上がります。
大量の酸素が入ってくるから、
それで代謝が一気に上がり、
ストレスとなるのです。
赤ちゃんは生まれるとすぐ
オギャアと泣きますが、
そのときに、楽に泣き声をあげる
赤ちゃんはいません。
まるで死にそうなくらいに
苦しそうな顔をしています。
顔を真っ赤にうっ血させています。
だから赤ちゃんと呼ぶわけですが、
赤ちゃんは酸素を吸いはじめて、
その酸素ストレスで穎粒球が増えるのです。
生まれたばかりの赤ちゃんの
血液と臍帯血を調べると、
驚くほどあきらかな結果がでました。
白血球の総数が生まれたあとに
突然１万５千にまで上かっていたのです。
しかも、白血球が増える早さもすさまじく、
分単位で上がります。
生まれて一時間後にはもう完全に
新生児の穎粒球増多症は完成してしまいます。
つまりオギャーと泣いているときには、
酸素を吸って興奮して、
どんどん白血球=穎粒球が上がって、
泣き止むころには完成しているのです。
この事実は、新生児に起こる一連の
現象の謎ときにつなかっています。
新生児は生まれてすぐには
ミルクを飲むことができません。
ですから、生まれて１,２日の間は、
体重が減り、身体もしぼんで
しわしわになります。
新生児の体重減少という、有名な現象です。
これはどうして起こるのでしょうか。
新生児は、酸素を吸いすぎて興奮して、
穎粒球が増えます。
となると、交感神経が
極度の緊張状態にあることはあきらかです。
一方、消化管の働きというのは、
副交感神経支配ですから、
交感神経緊張状態にある一日めは、
たとえおっぱいにしゃぶりついても
飲めないのです。
その後、興奮は２日めか３日めに
は完全にとれていきますから、
そのころには赤ちゃんもしゃぶりついて
ちゃんとミルクを飲むようになります。
そして、しだいに身体もしわしわではなくなり、
丸々と太りはじめます。
また、末梢血で穎粒球が増えるだけではなくて、
肝臓でも穎粒球が増えて、
肝障害を示すGOT、GPTの上昇があります。
じつは、母体の中にいる胎児期のあいだ、
私たちは肝臓で造血を行っています。
ところが、新しい造血機能が生まれた翌日には
あとかたもなく壊されて消えていたのです。
この世に生まれ出ると同時に、
造血機能は、身体の奥の骨髄に移されます。
すると、肝臓でつくられた
血の中にあった胎児型ヘモグロビン
をもった赤血球が壊されます。
これが、新生児黄疸の起こるしくみです。
新生児黄疸は生まれて
一週間めくらいに起こります。
肝臓ではげしく大量に赤血球が壊されているから、
全身に黄疸がでるわけです。
これで、新生児黄疸の謎も解けたのです。
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昨年のノーベル医学生理学賞の受賞の
本庶佑博士が会見で述べていたことが印象的である。
いわく「マスコミが大きく報じるネイチャーやサイエンスの論文を、
頭から信じないことだ。 ほとんど９割がウソである。
１０年もすれば１割程度しか残っていないのが現実だ。
だからこそ、鵜呑みにせず、自分で事実を確かめることが大切である。」
また、こうも仰っていました。
「教科書に書いてあることを簡単に信じない。
自分の目で、五感で、頭で納得するまで確認することが肝要だ。」
このような確信に基づいた発言内容でした。
また、はからずも、NHKスペシャル「人体の神秘」で、
ノーベル医学・生理学賞受賞の山中伸弥教授が、
「薬は腎臓を疲弊させ、寿命を縮めるので、飲まないに越したことはない」
と仰っていました。
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ノーベル医学・生理学賞受賞の山中伸弥教授が、
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自然治癒力研究会は、
”医療と共存しながらも、過度に薬に頼らない健康的な生き方”
を追求しています。
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病院に行くと必ずと言っていいほど、薬が処方されます。
残念なことに、患者はそれを望んでいます。 しかし、よく考えてください。
想像力を働かせてください。
薬には必ずと言っていいほど副作用があります。
さらに薬という名の化学薬品を解毒するため、
否応なく、文字通り肝腎かなめである肝臓や腎臓が余分に働かされ
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