2回目の診察日。


母が付き添うという。


人気のある整形外科。
じいちゃんばあちゃんの多さにびっくりする。

100円台の診療費にもびっくりする。


そして、私の足の腫れ具合にも、母びっくり。

目を伏せてしまう。

これでもかというくらい腫れている。


2時間半ほど待たされた。


血液検査の結果を聞く。


リウマチ因子は基準値内。


だけども、他の数値の結果が良くないよう・・


特に血色素量が通常の約半分で、極度の貧血だという。


「若いから、最初のうちに強い薬で抑えていこか。
隣町の病院にリウマチの専門医がいるから、そこで治療をしてもらお。」



どうやらここでは、ちゃんとした検査ができないらしい。



「この子、結婚を控えてるんです・・。強い薬だと、妊娠とかに影響は・・。」



母が涙目で言う。


今まで散々、付き合いを反対され、結婚を阻止され、険悪な関係が続いていたのに・・

まさか母の口からこんな台詞が出るとは・・



リウマチ様様か・・・



いや、逆か・・

結婚も・・相方に迷惑をかけたくない・・。

忙しい人やのに、ろくに家事もできない相手やなんて・・。



溢れ出そうになった涙をこらえる。


近所の整形外科に行くことにした。


医師に足をみせた途端、「レントゲンと採血をしよう。リウマチかもしれない。」


リウマチ?へ?じいちゃんばあちゃんがなるやつ?



相方が迎えに来てくれる。


「どうやった?なんて言われた?」


「なんかリウマチかもしれんねんて。」


「リウマチ・・・ほんまに?ちょっとそれ大変やで。」


「・・そうなん・・?」


リウマチがどんな病気か知らなかった。

お年寄りがなる病気くらいにしか思ってなかった。


お母さんに伝えないと・・

帰って来いって言われるやろか・・

両足が腫れあがっている。


靴が履けない。


靴下履くのも脱ぐのも痛い。


地面に足を付けるとジンジンする。


長時間立っていられない。


自分の足じゃないみたい。