2回目の診察日。
母が付き添うという。
人気のある整形外科。
じいちゃんばあちゃんの多さにびっくりする。
100円台の診療費にもびっくりする。
そして、私の足の腫れ具合にも、母びっくり。
目を伏せてしまう。
これでもかというくらい腫れている。
2時間半ほど待たされた。
血液検査の結果を聞く。
リウマチ因子は基準値内。
だけども、他の数値の結果が良くないよう・・
特に血色素量が通常の約半分で、極度の貧血だという。
「若いから、最初のうちに強い薬で抑えていこか。
隣町の病院にリウマチの専門医がいるから、そこで治療をしてもらお。」
どうやらここでは、ちゃんとした検査ができないらしい。
「この子、結婚を控えてるんです・・。強い薬だと、妊娠とかに影響は・・。」
母が涙目で言う。
今まで散々、付き合いを反対され、結婚を阻止され、険悪な関係が続いていたのに・・
まさか母の口からこんな台詞が出るとは・・
リウマチ様様か・・・
いや、逆か・・
結婚も・・相方に迷惑をかけたくない・・。
忙しい人やのに、ろくに家事もできない相手やなんて・・。
溢れ出そうになった涙をこらえる。