コーヒー豆の銘柄について | 珈琲屋ほっぺの気ままなブログ

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アドバンスド・コーヒーマイスターの資格を持つバリスタのお店紹介ブログです。
高槻市野見町にある珈琲屋ほっぺです

ちょっと久しぶりにコーヒーの話を。

 

当店で取り扱っているコーヒー豆は、オークションロット品とかではなく、スペシャルティでもない。

コモディティ(一般流通品)コーヒーを焙煎士さんがハンドピック(欠点豆を取り除く作業)をし、適正な焙煎を施し高品質に仕上げています。

 

スペシャルティの中のスペシャルティは、国ごとのオークションで、地域、農園、農園主、豆の品種、生産された畑までわかるようになりました。これってすごいことですよね。

お値段もすごいです。

 

焙煎していただいているリザルブ珈琲店様の焙煎の先生、田口護先生の著書では、「どんなにいいスペシャルティコーヒーを買い付けても正しい焙煎、適性な抽出をしなければ、カップに注がれたコーヒーがうまかろうはずがない。

どんなに立派な素材でも、料理人の腕がなまくらで、包丁の切れ味が悪ければできた料理はお粗末にになる。」

と書かれています。

 

この正しい焙煎というのが周知されておらず、スペシャルティだから美味しい、高いから美味しいと思われているのが現状です。

 

でも、スペシャルティを扱っているお店全てが正しい焙煎ができるお店かと言われれば、残念ながらそうとも言い切れません。

 

ちゃんとしたお店が増えてくるといいですね。

 

 

 

もう一つ、ごく稀に「ブラジルのサントスはないの?」や、酸っぱいのが好きやからキリマンジャロが飲みたいと言われます。

 

年配の方で多いですね。

 

昔ながらの喫茶店にいくとメニューにあったりしますが、ほっぺではお取り扱いしていません。

 

ブラジルのサントスや、モカって日本の商社が想像しやすい様にネーミングしたのでしょう。

 

サントス港や、モカ港から出荷されていましたし。

 

それって、外国で日本のお米が売られてる場合のネーミングとして「ジャパンコーベ」や「ジャパンヨコハマ」って感じになるんでようか?

なにそれ?ってなりません?

 

日本全国の農協から集められたお米をブレンドして外国に出荷する。

コーヒーも同じで昔はそんな感じだったんでしょうか?

 

個人でも高品質な豆を買える時代。

いい時代ですね。