オリンピック組織委員会の会長問題で
落ち着かない日々。
今ジェンダーギャップが注目されているが、
大昔就職しようとした頃のことを思い出した。
当時卒論だなんだとバタバタしていたら
あっという間に就職活動しなきゃならない時期になっていた。
その頃は女子は就職する人ばかりではなくて
いわゆる花嫁修業として家事手伝いを
選択する人もまだ多かった時代だ。
私は東京に残りたい気持ちが強かったので、
就職することに決めて就活を開始したのだが。。
大学の就職部に行って驚いた
募集の掲示板を見ても自宅生の募集ばかりで、
地方出身者の募集はほとんど無かった
まさかそんな筈ないだろう、
とよくよく探してみて、
やっと隅の方におまけのように
ごく僅かあるのを見つけた。
大体自宅生の募集の5パーセントの割合か。
これは女子だけの条件だ。
当然男子は地方出身者でも同じように募集はあった。
しかも私はたまたま現役合格だったが、
浪人した地方出身者の女子の募集は
ゼロに等しかった!
これにはかなり愕然とした思い出がある。
これまでの学校教育で教えられてきた
男女平等は、全くの建前でしかなかったのを
思い切りガツンと思い知らされたのだった
そんな中何とか就職先を見つけて
某財閥系の(独立したばかりの)子会社に
滑り込めたのだが、入社したらしたで
又色々と格差を感じるような
社会人生活となったのだった。
一方自宅生の友人達は
それなりに良い会社へ就職出来ていた。
勿論コネもかなりあったとは思うが、
自宅生であるということは
地方から出て来た女子学生とは
信用度が全く違うという社会通念だったのだ。
女性は親の庇護の元に生活しているのが
社会人としてもベストで、
むしろ四大生でなくて短大生がベター、
そういう女性なら採用してあげましょう
・・というスタンス。
その時に東京出身と地方出身では
こんなにも立場が違うのだと思い知らされた。
初めて社会の厳しさを身をもって実感したのだった。
あれから半世紀経って
男女格差は少なくなってきているのだろうが
まだまだ問題は多い。
今回オリンピック問題が起きて、
世界からも日本の動向が注視されることになり
世の中の意識が上がってきているように感じる。
森ンピック問題をきっかけに、
ジェンダーギャップや色々な差別に対し
今後少しでも世の中が(自分も含め)
もっと敏感になって行けたら良いな、と思う。
昨夜の地震にはビックリ。
災害は忘れた頃にやってくると言うけれど。
そう言えば地震の始まる1.2秒前に
我が家の猫がニャーニャー鳴いていた。
あれ何かなトイレかな?と思った途端に
グラグラ。
人間より早く感知したのかな。
当該地域の皆様、地震お見舞い申し上げます。