「お母さんは馬鹿っぽく見えるから注意しないと!」
と息子に言われて、最初は困惑した。
続いて
「お母さんのような曖昧な態度をとっていると、
相手に隙を感じさせて
余計な期待をさせてしまうことにもなる。
相手にも悪いよ!」とも言われてしまった。
結構これには考えさせられた。
自分では特に曖昧な態度をとっているつもりは無いのだが。。
私は基本的には自分の考えははっきりしていて
ストレートにものを言いたい方なのだ。
友人達からはドライだね、と言われている。
ただ対社会的な場面では(友人達は別として、)
何となくそれは ちょっとはしたない・・かなと思って
むしろ自制しようとしてきた感がある。
それが長年の間に身についてしまったのだろう。
自分としては大人らしい落ち着いた柔らかい対応
をしている・・位のつもりだったのだが、
それは全くの勝手な思い込みで、
第三者から見たら<ぼーっとしていて抜けている>
<お間抜けな人>に見えるのだ。
恥ずかしい!
自分ではカッコつけてる位に思っていた事が
全く違う感じで受け取られていたのだ。
それに自分が<感じが良いだろう>
・・と思ってきた態度やそのスタイル自体が
もう時代遅れのスタイルなのだろう。
30年くらい前の古い価値観を引きずっていたのかもしれない。
ちょとお間抜けに見えた方が、
むしろこちらにアドバンテージがある・・等という思惑は
もう幻想で、そんな年代はとっくのとうに過ぎていたのだ。
私はもう高齢者だし見た目もグレイヘアというより
真っ白なシルバーヘア。
子供や孫のような世代の人から見たら
正真正銘のお年寄りだ。
その上そんな風な態度では、確かに馬鹿っぽく見えるね。
中々身についた対応スタイルを変えるのは易しくはないが
これからは ビジネス的な場面では
無駄な事は言わずに、もっとストレートにシビアに話すようにして行かなければ!!と堅く心に誓ったのだった。
PS
考えてみると若い銀行の担当者が、
やけに色々ヨイショしていた。
営業トークだなと思ってはいたが それでも
やはり褒められたら悪い気はしなかったけど、
やっぱり甘く見られていたのだね。
今回のことはちょっとしたカルチャーショックだったが、
これからキリッとした、願わくば眼光鋭い(笑)
シングルシニアの方向を目指すという
良いきっかけになったかと思う。