先週コーラスレッスンの後
友人たちとのお茶で出てきた話題。
 
 
友人の友人(幼馴染み)のお姉さんが
もしかしたら嗜銀(しぎん)顆粒性認知症かもしれないと
ケアマネやヘルパーさんに言われたそうだ。
 
 
その人は姉妹で実家の認知症の母親の介護をしているのだが、
月一回のケアマネ達との面談時の様子から、
介護している方のお姉さんの方の心配をされたそう。
 
そのお姉さんは元々若い頃からわがままで
横暴な性格だったらしいが、
その傾向が益々ひどくなっているらしい。
 
面談時でのケアマネやヘルパーさん達への暴言、
お母さんに手をあげたりもあるらしい。
 
もちろん医師ではないし
診断はできないはできだろうが
しぎんかりゅう性認知症の疑いが強い
・・とはっきり言われたそうだ。
 
えっ? しぎんかりゅうせい?
どんな字を書くの?
 
その場で検索してみて
 「嗜銀顆粒性認知症」AGDと判明。
 
初めて聞く病名AGDだ。
嗜銀顆粒というものが脳の一部に蓄積するらしい。
 
10年以上前、実母に認知症の疑いが出てきた時、
私もそれなりに調べたが、
その時にはなかったような。。
 
検索してみたら、
どうもかなり厄介な認知症らしい。
 
対人接触の悪さや性格変化、易怒性が
認知症症状の前に現れるらしい。
 
それなりの検査をすれば診断できるらしいが、
そのお姉さんを医療までつなげるのは
かなり難しそうだ。
 
その方の今後が思いやられる。
 
(頂いたささらがた、バレンタイン仕様)
 

しかし、ちょっと調べただけでも
今は認知症もかなりの種類がある。
 
昔は認知症といえばアルツハイマーと言われていたが。。
 
15年位前実母が認知症発症した時には
意味性認知症か?と疑ったが
その後アルツハイマーと診断された。
 
そして10年前、
今度は夫の様子がおかしくなってきた時
レビー小体型認知症ではないか?
と疑った。
 
当時パーキンソン病とのことで
地域基幹病院の神経内科へ通院していた。
 
主治医にレビーの疑いを何度も話したが
軽く一蹴された。
 
それでも「検査して下さい」。」と言ったら
お金の無駄ですよ・・とまで言われた。
 
がしかし、別の大学病院でのセカンドオピニオンで
すぐにレビー小体型認知症と診断された。
 
今後更に研究が進み、
認知症の種類が増えて分かってくるだろう。
 
それぞれの原因が解明されて
対処法も出てくるのを期待したい。
 
母の認知症状は母の姉のそれと
ほとんど同じで、経過も同じよう。
 
これもDNAのなせる技か。
 
母の発症は76歳前後、
私も妹もその頃には かなり発症のリスクがある。
 
長生きが普通になってしまった現代、
多くの人達が認知症になるという覚悟が
必要になって来るのかもしれない。
 
 
以前京都の由緒ある寺院の高僧が
100歳くらいで亡くなり、遺言で解剖したら
全身に癌があったそうだ。
 
でも生前は病状もなく、
特に生活に問題はなかったそう。
 
そんな風に、認知症でありながらも
日常生活で特に困らないように生活できたら
良いなあと思うが、
やっぱり難しいのだろうね。