仕事納めの前に行きたいと思っていた映画
「アリー/スター誕生」を見てきた。
(ネタばれ有り。)
客席はかなりガラガラ。
ボヘミアンラプソディーとは随分違う。
友人は前作のスター誕生よりずっと良いよ!
と言ってたが、残念ながらすぐには前作を思い出せなかった。
当時クリス・クリストファーソンが人気だったのは
何となく覚えているけれど。
前作はバーバラ・ストライサンドと
クリス・クリストファーソンが主演。
今回一番感じたのは
とにかくレディー・ガガが歌がうまい!という事。
迫力があって素晴らしい。
バーバラ・ストライサンドもめちゃくちゃ歌唱力があるが
今の人はやっぱり時代と共に進化しているというか
別のタイプの歌手という感じ。
思い出してみると、前作では
クリストファーソンが落ち目になってきて
二人の関係も悪くなってきた時に
バーバラが何かもっとウェットな、
女っぽい雰囲気の演出だったような気がする。
今回のアリーの方が、見ていて気持ちが良い。
そういう事も、なんというかやっぱり時代の風というか
その時代の男女の関係性を反映しているのかなぁ。
最後にジャック(ブラッドリー・クーパー)の死に対して
兄とアリーが話し合うシーンで、
兄が「アリーは何も悪くない、俺も何も悪くない。
悪いのは本人だ!」
というセリフがあったが、
それがいわゆる慰めで言っているのではなく
それが真実としてと言っているように感じた。
そして何というか、もはやアル中の不良のロックスターは
もう憧れだったりカッコ良いものではなくなっている感じがした。
ジャックの場合はメンタルも脆弱だし。。
そこでそういう手段を取るか!‥という感じ。
私が歳をとって、そういう弱さへの共感性が
低くなっているのかもしれないが。。。
この作品でブラッドリー・クーパーは監督もやっていて
歌も頑張っているけど、
レディーガガの前ではどうしても霞むね。
髭は前作とそっくり。
これまでレディー・ガガについては
時々メディアを賑わせるという位の印象しかなくて
歌もちゃんと聞いた事がなかったけど
これからは聞いてみたいと思った。