NHKで早坂暁氏の『花へんろ 特別編 「春子の人形」』の

放送に合わせ、「新花へんろ」の再放送があるのを知り

懐かしくなって録画予約した。

 

1990年代に「花へんろ 」を面白く見た記憶がある。

沢村貞子さんも出ていたっけ。

 

今回はその続編の「新花へんろ」の再放送と

小倉一郎氏たちの短いトーク、

桃井かおりさんが、舞台でもあり早坂氏の故郷でもある

松山市を尋ねるドキュメンタリーもあった。

 

 

 

これまで知らなかったが、早坂氏は「夢千代日記」の

脚本家でもあった。

 

「夢千代日記」も好きだった。

武満徹さんのテーマ曲が胸に沁みたなぁ。

 

緑魔子とかあがた森魚、伊佐山ひろ子とか

ちょっと癖のある俳優たちも出ていて、

秋吉久美子の金魚という芸者さんも

いい味出していた。

 

色々思い出す。

 

今はあまりというか、ほとんどテレビのドラマを見なくなってしまったが

あの頃は真面目に見ていたんだろう。

 

今回一連の放送を見て一番感じた事は、

早坂氏は本当にお母さんが好きでたまらないというか

深く感謝しているし、母への思慕が人生の大きな部分を占めていたという事だ。

 

母への思慕も含め、戦争戦後を思春期から青年期にかけて

経験してきたことが、

その後の彼の人生を造っていったように感じた。

 

中でも母の存在が大きい。

そしてその母の子供への愛情も実に深い。

 

早坂氏の母上は、なかなか歩けずに発育が遅れ

(4歳になってやっと歩けるようになったそう。)

この子は育たないだろう‥と言われていた早坂氏を

おぶってお遍路さんをしたそうだ。

 

育たないだろうと言われた子が大人になって

多くの人に感動を与えるような仕事が出来たという事だ。

 

最近知人の50代半ばの男性が

3年前に母上を亡くした事がショックで立ち直れずにいたけれど

やっと故人との関係性を、

亡くなった今改めて作り直していく?事で、

乗り越えていけるようになった

‥という話を聞いて、ちょっとというかかなり驚いた。

 

よほどお母さん子だったのか

大事にされていたのか、親離れ出来てなかったのか

・・などと余計な事まで感じてしまった。

 

私が死んだ時に、もし息子たちがそんな風に

感じたらちょっと困るというか

よろしくないなと感じるが。。

 

まあいくつになってもお母さんはお母さんなのでしょう。

 

今の時代は既婚女性も、妻・母・・女・・仕事上の人格と

色々な立場があり、求められてもいるけれど

昭和の女性、特に昭和前半の女性は

母である部分、子供に懸ける所が大きかったのだろうと思う。

 

そういえば、新花へんろの中での主人子静子さんの息子役の俳優さん、

最初誰か分からなかったが、若い頃の西島秀俊さんだった。

 

ちょっと今とイメージが違う。

何か独特の雰囲気があったのね。

 

そして松山市という所、何か文化的な街だった。

 

正岡子規の故郷でもあるし

夏目漱石の坊ちゃんの舞台でもあるけれど

普通の市井の人達が、普段の生活の中で

俳句を作るような、民度が高いというか

伝統的な風土がある所でとても良いなあと感じた。

 

こういう感じが地方都市の良さですね。

 

昨日は車で八百屋さんで仕入れた野菜を持って

長男のところへ行き、帰りに妹の家に寄った。

 

妹はマンション探しをしていて、

今注目の武蔵小山のマンションのモデルルームへ

見学に行ったら、お土産にタブレット端末を貰ったそうだ。

 

でもWi-Fiのつなぎ方が(普段夫にやってもらっているので)

分からないらしい。

ちょっと手伝ってしばし休憩して帰宅した。

 

今日の日曜日、息子は一人でゆっくりするというので

お役御免で私も久しぶりに家でゆっくり出来る😊

 

朝ごはんは日曜らしくホットケーキ。

ギーを乗せて。