昨晩は寝る前に読んだ本の内容のせいか?

受験シーズンだからか。どうした訳か?

40年以上前の芥川賞受賞作の

「赤頭巾ちゃん気を付けて」騒動を何十年ぶりかで思い出した。

 

「赤頭巾ちゃん気を付けて」は、

今から50年近く前の芥川賞受賞作品で、

庄司薫氏が書いたもの。

当時かなりの話題作だった。

 

後にブームとなり映画化されたりもした。

そして庄司さんは、あのピアニストの中村紘子さんと

ホントに結婚して話題になったこともある。

(作中に主人公の薫が中村紘子さんに憧れているという描写がある。)

 

この作品が出た頃私は高校生で、

友達の間でもかなり話題になった作品だったが、

クラスメイトの一人が、本当に夢中になってしまい

学校を休んで作家庄司さんの家まで押しかけたりして

クラスでちょっとした騒動になった。

 

そしてそうやって庄司さんの家まで押しかけた人たちは

他にも沢山いたそうで、

近所の喫茶店がサロンのようになって

皆がそこに集まり色々話をする・・という感じだったらしい。

 

時々庄司さんも顔を出す・・みたいな。(うろ覚えだが)

彼女はそこへ何回か通っていたように記憶している。

 

個人情報の厳しい今では考えられない事だ。

彼女からその話を聞いた私たちも、かなり興奮した事だった。

 

そんな事を思い出していたら

そんな当時の高校生の気分がふと蘇ってきた。

 

懐かしい~~。

思いがけず、一瞬だけど高校生の気持ちに引き戻された事でした。

 

ちなみに昨晩読んでた本は

「過去からの声」 マーゴット・ベネット

まだ読み始めたところ。