前回の続き、長文。 2月1日

 

父が亡くなるとすぐに遺体を引き取るために葬儀社を決めなくてはならない。

話には聞いていたが、その他にも色々決めていかなくてはならない事が目白押しだ。

 

ともかく妹と基本的には同等の立場で協力してやって行こう、という話になり、

まずは葬儀社を決めて手続きなどがスタート。

 

私たちも一度自宅に戻らなければならないし、

父を一人にはしておけないので

可哀そうだが遺体は自宅に戻さずに、

告別式の日まで葬儀場の和室に寝かせてもらう、

その他色々細かい事を葬儀社と相談した。

 

又今はお通夜無しも出来ると聞いて、お通夜なしを選んだ。

喪主は本来母だが、もちろん参列もできないので

長女の私がすることとなった。

 

父も普段から葬儀は簡素にしろ・・と言っていたし

90歳で知人もほとんど亡くなっているので、親戚のみの家族葬となった。

 

そして菩提寺へ。

ご住職と日取りやら戒名やお布施のことなど相談。

このお寺は先代のご住職に父の妹(故人)が嫁いだ事もあり

縁の深いお寺だ。

話し合いはスムースに進んだ。

 

その後遺影の写真をスマホから現像したり等の雑事をこなして

やっと実家に戻ったが、戻ってみると

部屋の中は湯呑やらなにやらテーブルの上にあるし

当然ながら父の日常生活がそのままだ。

 

こんなに状況が変わっているのに!

何とも不条理な感じがする。

 

その後連絡するべき人を考えて各方面に連絡。

 

そういえば実家の玄関ホールに蛾がとまっている。

お正月すぎから蛾がやって来て玄関にいたのだ。

 

妹はちょっと前から気味悪がって騒いでいた。

母方の実家では以前から、死人が出る時には蛾が出る・・

と言い伝えられているからだ。

 

私はそういう迷信は信じない方なので、

あまり気にとめていなかったが、

玄関に入り見上げると確かに上の方に留まっている。

 

こんな厳寒の季節にどこから来たのだろう?

やっぱり蛾の出現には何か関係があるのだろうか?

 

その親戚に見せようと撮った写真。↓

 
 
 
(左側が天井、亀の上の方いるのが問題の蛾)

 

夕方になり、運転は無理そうなので車は置いて電車で自宅へ戻った。

 

徹夜で起きていたし、今後のために電車の中で少しでも寝て休養を取ろうと思ったが、

やはり神経が興奮しているのか全く眠れなかった。

 

一晩自宅で休み、喪服の用意をして実家へ戻ったが、

今度は雪の心配が出てきてしまった。